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職員インタビュー

ページID:0491102 掲載日:2023年12月19日更新 印刷ページ表示

第1回職員採用試験採用者

社会福祉 尾張福祉相談センター 児童相談課

入福さん1

入福 莉彩(2019年度採用)

  〔経歴〕
2019~2020 福祉局 児童家庭課
2021~    尾張福祉相談センター 児童相談課
インタビュー動画

愛知県職員を志望した理由は?

 大学で社会福祉を学ぶ中で、様々な事情で家庭で生活することのできない子どもがいる現状や、年々増加している児童虐待の背景には保護者の精神疾患や子どもの発達障害などがあることを知り、これらに対応している児童相談所の業務に関心を持ち、愛知県職員を志望しました。

現在どんな仕事を担当していますか?

 中央児童相談センターが管轄している市町の1市を担当し、虐待対応や保護者からの相談に対する支援、児童養護施設等に入所している児童との面接や、家庭環境の調整等を行う児童福祉司業務をしています。

 入福さん2

県職員になって「やりがい」を感じた時は?

 児童相談所の業務は、単独で完結できるものではなく、市役所や学校などの関係機関と密に連携しながら、それぞれの立場から支援を行っていく必要があります。

 児童相談センターで行える支援に限りがあるように、関係機関それぞれにも立場によって行える支援に限りがあります。

 様々な関係機関との調整は骨が折れる作業ではありますが、家庭での生活が落ち着き、児童相談所のかかわりが経過良好で終結した際にやりがいを感じます。​​

仕事で苦労したことは?

 この仕事は常に「何が子どもの最善の利益に繋がるか」を考えて業務を進めていく必要があります。時には保護者と対立したり、児童と意向が異なるなど苦しい場面もあり、「本当にこれでよかったのか」「もっと他の選択肢があったのではないか」と思い悩むこともありますが、目先の問題解決だけではなく、先を見通した支援、すぐには変化を実感できなくてもその後よい方向に進んでいくことができるような支援を心がけています。

My Best Work(今までで一番心に残っている仕事)について教えてください。

 『施設で生活する子どもの家庭復帰を支援できたこと』

 施設で生活をしている子どもの「家庭復帰」という一見前向きな出来事の裏には、長く生活していた施設から離れて久しぶりに家族との生活を始めることや、学校を転校することなどに対する不安があります。

 そうした子どもや家族の不安に寄り添い、今後、新しく始まる生活がこの先も続いていくためには何が必要か、子どもや家族、関係機関と調整していくことは結果的に年単位の調整となりましたが、その後大きな問題なく生活ができている様子が確認でき、今までで一番心に残っています。

1日のスケジュール概要を教えてください。

9時30分     出勤、本日の予定確認
10時30分   保護者面接
12時    事務所で昼食
13時    記録の整理などの事務作業
15時    児童養護施設等で児童の面接
18時    出先から帰庁
18時15分   明日の予定の確認をし、退勤

社会福祉​​

受験を考えている方へのメッセージ

 児童相談所には福祉司のほかに、児童心理司や医師、保健師など様々な職種の方々と一緒に仕事を進めています。
 家族の問題解決のため、個人だけでは限界があることも多職種と連携することで、子どものために何が一番最善かを日々一緒に考えて行くことができ、その結果、保護者や子どもの変化や成長を感じられることはやりがいに繋がります。
 少しでも興味・関心があればぜひ受験してもらえたらと思います。


掲載内容は、取材当時のものです。所属についても当時のものとなっています。