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職員インタビュー
第1回職員採用試験採用者
畜産 農業大学校 教育部畜産グループ

春日井 大輝(2017年度採用)
- 〔経歴〕
- 2017~2019 畜産総合センター
- 2020~ 農業大学校 教育部農学科畜産グループ
愛知県職員を志望した理由は?
愛知県内の大学で畜産に関する研究をしていたため、その知識や経験を生かした仕事をしたいと思ったのがきっかけでした。行政や普及指導、試験研究など、幅広く畜産振興に携わることができることに魅力を感じ、愛知県職員を志望しました。
現在どんな仕事を担当していますか?
現在は農業大学校で、酪農専攻の学生に酪農全般を教えています。学生が実際に乳牛や育成牛等を飼養管理しており、牛の扱い方や搾乳方法、飼料給与方法などを教えながら、時に一緒になって管理作業を行っています。
また、座学では飼料・環境保全学と経営管理演習を受け持っています。学生の卒業前には論文が課されるため、その指導や添削も行なっています。学校全体に関わることとしては、学生の進路指導、農家への派遣実習の受け入れ調整といった業務の他、意見発表会や農大祭など、学校らしいイベントもあります。
1年を通じて様々な業務があるため、とても楽しく刺激的な毎日を過ごしています。
県職員になって「やりがい」を感じた時は?
学生と2年間の学生生活をともに過ごすことができ、成長していく姿を見ることができるのが一番のやりがいだと感じています。特に卒業式で、立派に成長し社会に羽ばたいていく姿を見ると感動もひとしおです。卒業した学生が県内の酪農家などに就職し、頑張っている姿を見たり聞いたりするととてもうれしいです。
また、卒業しても会いに来てくれる卒業生もいて、自分が酪農の振興や他の人の人生に関わることができたのだ、と感じると県職員になって良かったな、と思います。
仕事で苦労したことは?
教員免許を持っているわけではないため、どのように学生に接したら良いか悩んだ時期がありました。学生本人とコミュニケーションをしっかり取り、他の職員とも相談しながら一緒になって問題に対応していきました。
また、酪農後継者、畜産の未経験者、社会人経験者など、様々な背景を持つ学生がいて、どのように教えていけば良いか、わかりやすいかを考えながら授業を行っています。自分がしっかり勉強してから学生に教える必要があるため、日々勉強に励んでいます。
My Best Work(今までで一番心に残っている仕事)について教えてください。
農業大学校では毎日搾乳を行い生乳を生産していますが、その生乳は業者に出荷するのみで、近年盛んな6次産業化を見据えた加工品の作成は行っていませんでした。
そこで、県内の酪農家に依頼し、加工演習でチーズの作成を行いました。加えて、本校の生乳から作成したチーズを販売することができないか、先の酪農家や保健所、愛知県酪農農業協同組合と話し合い、最終的には農大祭にて、本校の生乳から作成したチーズを使った商品を販売することができました。
また、作成したチーズを使用し、学生と作製したピザ釜でピザを焼いたことは、学生と過ごした時間の中で特に心に残っています。
1日のスケジュール概要を教えてください。
出勤、牛舎の見回り
8時50分 1コマ目:搾乳等作業の監督
10時30分 2コマ目:学生に教えながら機械整備
12時 昼食
13時 3コマ目:学生は他の座学、飼料の在庫確認や業者への電話、物品等発注事務
14時40分 4コマ目:哺乳等作業の監督
16時10分 授業終了
16時30分 進路指導会議
17時 牛の出荷手続き書類作成、翌日の授業準備等
退勤
受験を考えている方へのメッセージ
畜産職は愛知県の畜産を様々な角度から支え畜産振興に携わることができる、とてもやりがいのある仕事です。仕事が多岐に亘るため大変なこともありますが、他の職員と相談しながら仕事を進めることができます。
自分自身も様々な経験を積みながら成長することができ、充実感のある魅力的な職場であると感じています。愛知県の畜産を支えたいという方、ぜひ一緒に働いてみませんか。その日を心待ちにしています。
掲載内容は、取材当時のものです。所属についても当時のものとなっています。