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女性職員の活躍
女性幹部職員キャリアインタビュー
教育委員会 事務局長

教育委員会 事務局長
川口 佐織
- 〔経歴〕
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1990~1992 衛生部 医務課
1993 衛生部 総務課
1994~1997 総合保健センター
1998~1999 衛生部 医務課
2000 健康福祉部 県立病院課
2001~2002 財団法人あいち女性総合センター(ウィルあいち)企画事業課 (出向)
2003~2004 県民生活部 県民課
2005~2007 愛知芸術文化センター 管理部 総務課
2008~2009 県民生活部 文化芸術課
2010~2011 県民生活部 文化芸術課 国際芸術祭推進室
2012~2013 県民生活部 社会活動推進課
2014~2017 県民生活部 県民総務課
2018~2019 政策企画局 広報広聴課
2020 県民文化局 文化財室長
2021 県民文化局 多文化共生推進室長
2022~2023 福祉局 介護推進監
2024~ 教育委員会 事務局長※課室長以上の役職のみ記載しています。
これまで担当・実施した業務で思い出深いエピソードは?
行政職として入庁し、さまざまな仕事を経験しました。愛知県で初めて国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2010」が開催されたときは、事務局の総務・予算経理を担当。海外アーティストとの契約や謝金の支払い方法、作品の保税・免税手続きから著作権・所有権などの取扱いまで、外部の専門家と相談しながら制度や運用方法を考えました。また、「認定NPO法人制度」が設けられた初年度には認定制度を担当。社会課題を解決するために活動するNPOの方々と意見交換を行い、熱い思いに触れることもできました。ほかにも思い出深い仕事はたくさんあり、この幅広さが行政職の魅力だと感じています。現在は教育委員会の事務局長として、教員の働き方改革や魅力ある県立学校づくりなどに取り組んでいます。私にとって新しい挑戦で、学ぶことも多いです。
社会は常に変化していますし、5年後や10年後はどのような働き方が誕生しているか分かりません。時代に合わせてルールづくりや、課題解決に取り組み、世の中の変革の一部に関われるのが県職員として働く魅力だと思います。たとえ採用試験がうまくいかなかったとしても、過度に落ち込む必要はありません。社会には多種多様な仕事がありますし、民間企業で働き、改めて受験するのも選択肢の一つです。私自身、民間で働いた後、県職員として入庁しています。「これしかない」と思い込むのではなく、広い視野を持って採用試験にチャレンジしてください。
愛知県職員としての仕事のやりがいとは?
県は市町村と異なり基礎自治体ではないので、直接住民と接する仕事は多くありませんが、行政全般の幅広い業務に携わることができます。私は、衛生行政、文化芸術の振興、NPO活動の支援や多文化共生など幅広い分野の仕事を経験しました。
仕事を通じて医療職、建築職、学芸員、教職員などさまざまな職種や立場の方々と一緒に考え、課題解決に向かって事業を進めていくことは、この仕事の大きな魅力の一つだと考えています。
愛知県職員ならではの仕事・制度についてメッセージをお願いします
私が採用された頃より、妊娠・出産・育児に伴う休暇・休業制度や介護休暇制度など、仕事と家庭の両立のための制度も充実しているので、長く働ける職場だと思います。
受験を考えている方へのメッセージ
県の仕事には幅広い分野があり、世の中の変化に合わせて新しい課題もどんどん増えています。異動のたびに新しい業務の法制度などを勉強するのは大変ですが、制度についての知識を得て、さまざまな人と協働しながら施策を進め、課題解決の糸口や政策の効果を感じることができた時の心地よい疲労感は、なかなか得難いものです。
経験したことのない仕事でも、上司や同僚の助言だけでなく、自身が前に担当した仕事のスキルや人脈が生きてきて、思いがけず成果を上げることもあり、自分の成長も実感できる仕事です。
掲載内容は、取材当時のものです。所属についても当時のものとなっています。