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職員インタビュー

ページID:0567860 掲載日:2025年2月28日更新 印刷ページ表示

身体障害者を対象とした職員採用選考採用者

【社会福祉】 愛知学園 支援課

鈴木さん

鈴木 瑛洸(2022年度採用)

  〔経歴〕
2022~ 愛知学園 支援課

愛知県職員を志望した理由は?

 以前は市役所の教育委員会事務局に勤務していました。

 そこでは広く行政に関わるジェネラリストとして働いていましたが、子どもに対する専門性を極めてスペシャリストになりたい気持ちが強くなり、専門職採用がある県を受験しました。

現在どんな仕事を担当していますか?

 愛知学園は、児童福祉法に規定されている児童自立支援施設です。

複雑な課題を抱えた小学4年生から中学3年生までの入所している児童が、自立できるように職員が児童を一人ずつ担当し、生活面をはじめとした指導や支援等を行っています。

 なお、愛知学園の中には公立の小中学校が設置されており、その授業のお手伝いも行っています。

 鈴木さん1

県職員になって「やりがい」を感じた時は?

 担当している児童に改善や成長が見受けられたときにやりがいを感じます。

 また退園後、児童が安定した生活を送っているとの話を聞くと、非常に嬉しく思います。​

仕事で苦労したことは?

  入所児童との信頼関係の構築は、児童を支援する上で最も重要なことです。

 しかし、入所児童はこれまで複雑な境遇に置かれており、簡単に人(大人)を信用・信頼できないことが多いです。そのため、人間関係を築くのが難しく、施設生活をしていくうちに、不満や不信感が募ることもあります。そのような時は時間をかけて、心を解きほぐす必要があります。

 信頼できる大人の存在は、児童の心の支えとなるだけでなく、社会的な規範ともなるため、児童に丁寧に寄り添いながら、日々信頼される大人となることを最優先に考え、業務に取り組んでいます。

My Best Work(今までで一番心に残っている仕事)について教えてください。

 『日々の生活を通して児童の成長を実感できた瞬間​​』

 愛知学園の入所児童は、複雑な家庭で育ってきている児童が多いので、一般的な社会の常識やルールを知らないケースもあります。

 施設での集団生活にはなりますが、そんな中でも、家庭的な雰囲気を体験してもらうことはとても大切だと思っています。

 誕生日にはケーキを食べてみんなでお祝いするなど、入所中にたくさんの家庭的な経験を積んでもらって、自身の未来に役立ててもらいたいと思っています。

1日のスケジュール概要を教えてください。

【早出・日勤・遅出・夜勤・宿直の交代制勤務】
 ※それらの勤務全体を合わせた主なスケジュール
7時  児童と共に起床・朝食・掃除
8時  学校へ申し送り・登校指導
9時  学校の授業見守りor事務作業or会議or研修
12時 下校指導・児童と共に昼食
13時 登校指導
14時 学校の授業見守り
15時 下校指導・学校から申し受け
16時 クラブ(野球orマラソン他)or作業(園内の草刈り他)
18時 児童と共に夕食
19時 入浴の見守り
20時 児童と共におやつ・面接
21時 就寝挨拶
22時 消灯・寮舎巡回・事務作業

​​鈴木さん2

受験を考えている方へのメッセージ

 私は心臓の持病があるため、運動に制限があります。しかし、上司や同僚からしっかりサポートしていただけているので、不安なく仕事に集中できています。
 人には得手不得手があると思いますが、愛知県には自身の強みを生かして働ける素晴らしい環境が整っています。安心して受験していただけたらと思います。子どもたちの未来に関われる、やりがいのある仕事に携われ、本当に良かったと思っています。


掲載内容は、取材当時のものです。所属についても当時のものとなっています。