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職員インタビュー
民間企業等職務経験者を対象とした職員採用試験採用者
【ICT】 教育委員会事務局 ICT教育推進課

加藤 良吾(2022年度採用)
- 〔経歴〕
- 2022~ 教育委員会事務局 ICT教育推進課
愛知県職員を志望した理由は?
入庁前はメーカーや地元の自治体に勤務していました。年齢的にステップアップを考え、愛知県を受験。
自治体としては高い給与水準、財政力指数の高さ、組織の規模などが転職の決め手でした。
現在どんな仕事を担当していますか?
県立高校で生徒が使用する一人一台タブレット端末など、ICT機器の整備を担当しています。
予算要求のための資料作成、入札などの予算執行、他部署との調整などが主な業務です。
例えば、生徒が使用する一人一台タブレット端末は、生徒が日常的に使っているものですので、どうしても故障や紛失といった事故が絶えません。しかし、生徒が安心して端末を使えるよう、十分な修繕予算の確保や、学校の教職員の事務負担が減るように他部署との調整をしています。
県職員になって「やりがい」を感じた時は?
DX ハイスクール事業など新規事業を担当することで、知識が増えていくことにやりがいを感じます。
県職員になるまで教育委員会事務局とはあまり関わりはありませんでしたが、今となっては貴重な経験ができて良かったと感じています。
仕事で苦労したことは?
所属の予算のとりまとめです。短期間に作業や照会が集中することや、ミスをしたら次年度の予算が不足する可能性があるというプレッシャーを感じます。
自分ひとりでは分からない部分があるので、各事業の担当者と連携を取りながら業務を進めていくのですが、同僚は年齢を問わず優秀かつ親切な方ばかりですので、スムーズに仕事が進みました。
My Best Work(今までで一番心に残っている仕事)について教えてください。
『DXハイスクール事業を担当し、ICT機器の予算要求を行ったこと』
2023年度、文部科学省が発表したDXハイスクール事業を担当し、ドローンや3Dプリンタ等のICT機器の予算要求を行いました。予算要求にあたり、実機のデモ等で最新の技術に触れることができました。
また、当該事業に限らず、教育委員会事務局には担当する事業を通して県の教育環境を充実させるというやりがいもあります。例えば、愛知県の県立高校には約12万人の生徒がいますので、これだけの規模の生徒の人生に影響を与えると考えると、責任の重さを痛感します。
なお、愛知県では、RPAやノーコード、生成AI等の最新のツールも導入しているので、DXに興味がある方には恵まれた環境だと思います。
1日のスケジュール概要を教えてください。
8時 出勤、本日の予定確認
9時 メールや文書管理システムの確認、処理
10時 資料作成、事業者との調整
12時 昼休憩(ランチ)
13時 オンラインでの事業者との打ち合わせ
15時 資料作成、事業者との調整
17時 明日の仕事の準備
受験を考えている方へのメッセージ
就職先あるいは転職先の候補として、さまざまな自治体を検討されている方がいるかと思います。個人的には、愛知県庁はベストな選択肢のひとつだと感じます。
ICTの試験区分はハードルが高いように思うかもしれませんが、配属先がICT関係の部署というだけで、業務内容は行政職の職員とさほど違いはありません。気負いせずに受験してください。
掲載内容は、取材当時のものです。所属についても当時のものとなっています。