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入庁2年目職員・先輩職員(トレーナー経験者)インタビュー
愛知県では、新規採用職員が早期に職場環境に適応し、能力を発揮できるよう、同じ職場の先輩職員がトレーナーとして、新規採用職員に専属で就きます。トレーナーはミーティングなどを通じて仕事の進め方のアドバイスを行い、新規採用職員がスムーズに職場・仕事になじめるようにしています。
ここでは、新規採用職員とトレーナーとして1年間共に働いた職員のインタビューを掲載します。

新規採用職員
福祉局 児童家庭課
今泉 菜々子
〔経歴〕
2023年~ 福祉局 児童家庭課
トレーナー(先輩職員)
福祉局 児童家庭課
鈴木 萌恵子
〔経歴〕
2016~2018 西三河県民事務所 産業労働課
2019~2021 福祉局 福祉総務課
2022~ 福祉局 児童家庭課
トレーナー制度で学んだことを教えてください。
(今泉)
私は県内にある児童相談センターを管轄するグループに所属しており、児童虐待に関するあらゆる業務を行っています。
業務で疑問が生じたとき、直接的な答えを教えてもらったこともありますが、どこを探せば答えに辿り着けるのか、どの情報を集めれば解決の糸口が見えてくるのかなど、物事の考え方やプロセスを教えてもらったことが印象に残っています。
おかげで、自分で考える習慣が身に付きました。今は分からないことがあっても、自分なりの答えや考えを持った上で上司に相談することを心がけています。
(鈴木)
トレーナー制度があることで「誰に質問すればいいか分からない」という不安がなくなります。担当業務に関することだけでなく、仕事の進め方や職場での困り事など、あらゆる相談ができることも特徴です。
また、トレーナーを担当したことで、業務に関する知識や進め方を再確認することができ、私自身も成長させてもらったように感じています。
トレーナー制度を通して感じた変化を教えてください。
(今泉)
児童相談センターからあらゆる質問が届くのですが、最初は質問内容や状況、質問者の意図を正確に把握することができませんでした。
鈴木さんにどう回答するべきか相談する中で、新たな視点や質問者の意図をくみ取る力を教えていただきました。
今までは指摘されてから初めて気づく視点に、自分で気づくことができたときは少し成長できたのではないかと感じました。
(鈴木)
最初は私から仕事の手順や必要な知識を説明しながら業務に取り組んでもらい、分からないことがあれば質問してもらっていましたが、次第に今泉さん自身で疑問に思うことを調べ、知識を深めている様子が見られるようになりました。
ある日、今泉さんから「どのように対応するか迷っているのですが、この考え方はどうですか」という相談を受けました。
その内容は今泉さんがこれまでに得た知識や経験をもとに考えられた提案であり、今泉さんの成長を感じるとともに、とても頼もしく感じました。
今泉さんはどのような職員になりたいか、将来の展望をお聞かせください。
(今泉)
入庁して一番驚いたのは、職場の雰囲気の良さです。
忙しい瞬間や大変な瞬間が訪れることもありますが、そんなときでも仲間の話を聞く余裕があり、周囲を気遣うことができる、素敵な上司の方 々 に出会いました。
一緒に働くうちに、私も常に気持ちにゆとりがあり、周囲に気配りできる職員でありたいと感じるようになりました。
いつか私が上司の立場になったら、いつでも相談できる、頼りがいのある存在になれていたらといいなと思います。