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「環境教育 協働授業づくり研修」を開催しました

ページID:0359830 掲載日:2021年9月8日更新 印刷ページ表示

環境教育 協働授業づくり研修

 愛知県では、持続可能な社会を支える「行動する人づくり」を目指し、地域の団体・企業・社会教育施設等が、学校と連携・協働して授業をつくり上げる「協働授業づくり」を推進しています。
 その一環として、地域と学校が協働して効果的な環境学習を行うための「環境教育 協働授業づくり研修」を下記のとおり開催しました。   

1 日時

令和3年8月27日(金曜日)
午後2時から午後5時まで

2 場所

愛知県環境調査センター 第1会議室(名古屋市北区)

3 講師

第1部   加山興業株式会社 中嶋 あゆみ 氏
第2・3部 名城大学教職センター 教授 井中 宏史 氏

4 対象者

企業・行政の方、教員の方

5 参加者数

8名

6 内容

 第1部 事例講座 「教科書では教えてくれない「環境教育」」 

 加山興業株式会社の中嶋あゆみ氏から、「教科書では教えてくれない「環境教育」」と題して、加山興業株式会社が行っている環境教育や、出前環境授業のポイント等について発表していただきました。

 まず初めに、加山興業株式会社の環境教育の特徴である、ごみの発生からリサイクルまでカバーした講座内容やオリジナル教材の作成・改善、ごみだけでなくESDにも対応した講座づくり等について、写真や実際の教材を見ながら説明がありました。

 次に、出前環境授業実施のポイントについては、先生の意見を取り入れて授業計画を作ること、全員参加型の授業を実施すること、教室では体験できない授業を実施することだと説明がありました。

 最後に、今後の課題について触れ、実際に出前講座で使用しているパワーポイントで模擬授業のような形式で講座づくりのポイントをまとめてお話ししていただきました。

中嶋氏による事例講座の様子
事例講座の様子 事例講座の様子

 第2部 講義「協働することの大切さ」

 名城大学教職センター教授の井中宏史氏から、新学習指導要領によると、教育の現場において重視されるものは知識・技能から、思考力・判断力等の「汎用的能力」とテストでは測ることができない「非認知能力」に変わっていること、「非認知能力」は、学ぼうとする意欲・努力する力でもあり、学びを社会に役立てようとする力でもあるという説明がありました。

 この学びを社会に役立てようとする「非認知能力」を育むためには、実際に社会で活躍している人から学ぶこと、つまり学校と社会の協働が大切であるとお話ししていただきました。

井中氏による講義の様子
講義の様子 講義の様子

 第3部 演習 「協働授業づくり体験」

 名城大学教職センター教授の井中宏史氏にファシリテーションしていただき、本課が協働授業づくりの実践事例集として作成した「学びを行動につなぐサポートBOOK」とそこに掲載されているワークシートで、実際に環境学習授業プラン作成の体験を行いました。

 グループ構成は、教員と企業等の受講者の混合となっており、まず教員から生徒たちの現状や学びのねらいについて話し、環境活動をしている企業等の方々から現状を踏まえた具体的な環境学習計画を提案、効果的な工夫等も考え、各自ワークシートを記入しました。

 最後に各グループから出来上がった授業プランの発表がありました。どのグループもアイディアを出し合って様々な工夫をこらした授業プランとなり、相互に学びを深めることができました。

 様々な立場の方同士で環境教育の授業づくりについて話し合ったことで、今までになかった気づきが多々ありました。

「協働授業づくり体験」の様子
演習の様子 演習の様子 演習の様子

 

7 参加者の声(抜粋)

・普段企業さんの取り組みを知ることはなかったが、自分の学校でも取り入れられそうなことがたくさんあり参考になりました。
・ワークにより、新たな人のつながりがもててよかったです。様々な刺激をいただきました。
・グループワークの構成を様々な立場の人で作ったのが良かったです。今までにない新たな意見を聞けたりして、大変有意義でした。特に企業側からの意見を聞ける機会は中々ないのでありがたかったです。
・意欲的な先生が多くてビックリした。先生ごとの問題意識はそれぞれであるので、企業側としてすべてに応えることは難しいと思った。私たち企業が提供できるものを先生側がカスタマイズして活用してもらう方のが良いのかもしれないとも思った。

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