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RS(アールエス)ウイルス感染症が流行しています

ページID:0009509 掲載日:2007年12月21日更新 印刷ページ表示
平成19年12月20日(木曜日)発表

RSウイルス感染症が流行しています

1 概要

 愛知県では「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、県内の小児科を標榜する医療機関のうち182か所を定点として、RSウイルス感染症をはじめとする14疾病について、発生動向調査を実施しています。

 この調査結果によりますと、平成19年第50週(12月10日(月)から12月16日(日)まで)における愛知県全体の一定点医療機関当たりのRSウイルス感染症の報告数は1.20と多くなっており、また、報告数も増加する傾向にあります
 今後も、報告数の多い状態がしばらく続くことも予想されますので、下記の4による予防に心がけ、感染と重症化を防ぎましょう

  注)一定点医療機関当たりの報告数:182医療機関からの一週間の総報告数÷182

2 RSウイルス感染症の定点あたりの発生状況

RSウイルス感染症発生状況
 愛知県全国
平成19年平成18年平成17年平成16年平成15年平成19年
定点医療機関数182182182182182約3,000
第47週0.180.060.360.270.050.48
第48週0.790.220.570.260.040.70
第49週0.680.460.790.330.070.85
第50週1.200.790.850.300.15

 ※ 全国の定点医療機関数は、毎週若干の変動があります。
 ※ 全国の発生状況については第49週が、愛知県は第50週が最新のデータです。
 ※ RSウイルス感染症の発生動向調査は、平成15年の第46週から実施しています。

3 RSウイルス感染症について

 RSウイルス(Respiratory Syncytial virus)による感染症で、冬季に乳児を中心に流行する急性呼吸器疾患です。

 一般的な経過では、2日~1週間(通常4~5日)の潜伏期の後、咳、鼻水、発熱などの症状が現れ、多くの場合は1~2週間で軽快します。

 しかし、2歳以下の乳幼児では、気管支炎や肺炎などを発症することがあり、特に生後6月未満の乳児では入院が必要になることもあります。免疫不全児、低出生体重児や呼吸器・循環器に基礎疾患をもつ乳幼児は重症化しやすいため、特に注意が必要です。

 感染経路としては、咳による飛沫感染や、鼻汁や痰などから手指や物を介しての接触感染と考えられています。

4 予防について

 RSウイルス感染症にはワクチンがなく、特異的な治療法もないため、予防が大切です。
 感染予防対策としては、次のことが推奨されます。

(1) うがいや手洗いを励行する。

(2) マスクを着用する。

(3) 感染者との密接な接触を避ける。

 感染した場合は、他のかぜと同様、水分、栄養、睡眠を十分にとり、保温をして安静を保ちましょう。
 症状が現れたら速やかに受診しましょう。治療は安静と対症療法となります。

感染症発生動向調査によるRSウイルス感染症の発生状況

問合せ

愛知県 健康福祉部 健康担当局健康対策課
感染症グループ
担当:深谷、佐藤
電話:052-954-6272
内線:3160、3161
E-mail: kenkotaisaku@pref.aichi.lg.jp

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