ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織からさがす > 感染症対策課 > 帯状疱疹について

本文

帯状疱疹について

ページID:0441651 掲載日:2024年8月8日更新 印刷ページ表示

概要

 帯状疱疹は、定期の予防接種の対象でもある水痘(水ぼうそう)を起こすウイルスと同じ水痘帯状疱疹ウイルスが原因で起こります。
 水ぼうそうにかかったことがある人の約30%が生涯に一度は帯状疱疹を発症するといわれています。
 主な症状は発疹や皮膚の痛みで治療を行わない場合、治るまでには1か月程を要します。

原因

 一度水ぼうそうにかかると、水痘帯状疱疹ウイルスは生涯にわたり体内の神経節に潜伏します。
 潜伏したウイルスは、加齢や疲労、ストレス、他の疾患による免疫力の低下等をきっかけに再活性化し、帯状疱疹を引き起こすとされています。
 中でも加齢は特に重要なリスク因子の一つであり、50歳以上になると発症頻度が高くなると言われています。

主な症状

 初期症状は、皮膚の痛みで体の左右どちらか片側の神経に沿って起こります。数日後にはピリピリ感・痛みのある部位に発疹が現れます。発疹は徐々に広がっていき、やがて水疱(水ぶくれ)に変化します。水ぶくれは時間の経過で破れてかさぶたとなり治癒します。皮膚の症状が元に戻るまでには1か月程を要します。
 
<発疹(初期)>                       
 写真1 
​ 提供:愛知医科大学
<発疹(重症例)>
 写真2  写真3
 提供:愛知医科大学 

帯状疱疹後神経痛(PHN)

 帯状疱疹の代表的な合併症の一つに、発疹がなくなった後も長期に渡って痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)があります。
 帯状疱疹患者の約20%で起き、特に加齢が発症リスクや痛みの程度等に関与するとされています。痛みは数か月から数年持続します。症状の程度は個人差がありますが、持続性の痛みにより睡眠や日常生活に影響を及ぼすこともあります。

治療

 抗ウイルス薬を投与することにより、痛みの期間の短縮、発疹の発生の抑制、皮膚の症状の治癒を促す効果が得られます。十分な治療効果を得るためには、発症後速やか(発疹が現れてから3日以内)に投与を開始することが望ましいとされていますので、症状が現れた際には早めに医療機関を受診をしましょう。
 その他に、痛みに対する鎮痛薬投与等の対症療法も行われます。

予防

 免疫力の低下が帯状疱疹の発症の原因となるため、日頃からバランスの取れた食事や十分な睡眠をとり、ストレスを抱えすぎない生活を心掛けることで、免疫力を低下させないようにしましょう。
 また、ワクチンを接種することによって帯状疱疹の予防効果が得られます。
 現在、以下の2種類のワクチンが接種できます。

名称

乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」

シングリックス

ワクチンの種類

生ワクチン

不活化ワクチン

接種対象者

・50歳以上の者

・50歳以上の者

 

・帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の者(疾病又は治療により免疫不全である者、免疫機能が低下した者又は免疫機能が低下する可能性がある者、その他医師が必要と認めた者)

接種方法

皮下注射

筋肉内注射

接種回数

1回

2回

接種費用

約8,000円

約22,000円×2回

効果の持続期間

約8年

約10年以上

副反応

アナフィラキシー、接種部位の発赤・腫脹・疼痛 等

アナフィラキシー、接種部位の疼痛、胃腸症状、頭痛、筋肉痛、倦怠感、発熱、悪寒 等

 ワクチンを接種することで一定の予防効果が得られますが、発症を完全に防げるものではありません。また、身体状態によっては接種ができない、あるいは、注意を要する人もいるので、まずは医療機関とよく相談の上で接種するかを判断してください。
 また、接種費用は全額自己負担ですが、接種費用を助成している自治体もありますので、お住まいの自治体の広報・ホームページ等をご確認ください。

愛知県内で帯状疱疹ワクチン接種費用の助成を行う自治体(令和6年8月1日現在)

 助成の内容は市町村により異なります。

表中の「案内ページ」が「あり」の市町村については、リンク先の案内ページをご覧ください。

 
市町村名 担当窓口 電話番号 案内ページ
名古屋市 感染症対策室内 予防接種電話相談窓口 052-972-3969 あり
豊橋市 豊橋市保健所保健医療企画課 0532-39-9109 あり
岡崎市 ワクチン接種推進室 0564-23-6714 あり
一宮市 保健予防課 0586-52-3854 あり
瀬戸市 健康課 0561-85-5065 あり
春日井市 健康増進課 0568-85-6168 あり
豊川市 保健センター 0533-95-4801 あり
津島市 健康推進課 0567-23-1551 あり
刈谷市 保健センター 0566-23-9559 あり
豊田市 感染症予防課 0565-34-6180 あり
安城市 保健センター 0566-76-1133 あり
蒲郡市 健康推進課 0533-67-1151 あり
犬山市 保健センター 0568-61-1176 あり
江南市 保健センター 0587-56-4111 あり
小牧市 保健センター 0568-75-6471 あり
稲沢市 健康推進課 0587-21-2300 あり
新城市 健康課 0536-23-8551 あり
東海市 健康推進課 052-689-1600 あり
大府市 健康増進課(保健センター) 0562-47-8000 あり
知多市 健康推進課 0562-54-1300 あり
尾張旭市 健康課 0561-55-6800 あり
岩倉市 保健センター 0587-37-3511 あり
豊明市 健康推進課 0562-85-3009 あり
日進市 保健センター 0561-72-0770 あり
田原市 田原市役所健康課 0531-23-3515 あり
愛西市 佐屋保健センター 0567-28-5833 あり
清須市 清須市役所健康推進課 052-400-2911 あり
弥富市 健康推進課 0567-65-1111 あり
みよし市 保険健康課 0561-76-5880 あり
あま市 健康推進課 052-443-0005 あり
長久手市 健康推進課 0561-63-3300 あり
豊山町 保健センター 0568-28-3150 あり
大口町 健康課 0587-94-0053 あり
扶桑町 健康推進課 0587-93-8300 あり
蟹江町 健康推進課 0567-96-5711 あり
飛島村 保健環境課 0567-52-1001 あり
阿久比町 保健センター 0569-48-1111 あり
東浦町 保健センター 0562-83-9677 あり
美浜町 保健センター 0569-82-1111 あり
武豊町 保健センター 0569-72-2500 あり
幸田町 保健センター 0564-62-8158 あり
設楽町 したら保健福祉センター 0536-62-0901 あり
東栄町 保健福祉センター 0536-76-1815 あり
豊根村 保健センター 0536-85-5055 なし

参考

 帯状疱疹について(リーフレット

Adobe Reader
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)