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あいち肝炎ネットワーク(感染予防について)

ページID:0400793 掲載日:2022年12月1日更新 印刷ページ表示

感染予防について

1.B型及びC型肝炎の感染について

 B型及びC型肝炎は、市中で流行する一般的な感染症と比較して、感染力は弱いと言われています。
 B型及びC型肝炎ウイルスは血液や体液を介して感染するため、くしゃみ、せき(空気感染)、食べ物や飲み物の共有(経口感染)等の日常的な社会生活で感染する可能性は低いとされています。したがって、他人の血液や体液に直接触れることが無ければ、家庭や集団生活での感染のおそれはまずありません。

 

2.B型肝炎ウイルス(HBV)の性行為による感染について

 HBVに感染している人の血中には多量のHBVが存在しており、精液、体液、分泌液などにごく微量の血液が混入する場合があり、これらを介してHBVに感染することがあります。
 近年、若年層を中心に性行為で感染する機会が増加していると言われています。不用意な性交渉は、HIVのみならず、HBVに感染する危険性も高くなりますので、コンドームの使用が望ましいです。

 

3.ワクチン接種について

 2016年からB型肝炎ワクチンが定期接種化されました。0歳児に限り、公費(無料)で接種を受けられ、生後2ヶ月から接種可能です。接種回数は3回で、1回目の接種から27日を過ぎてから2回目を接種、さらに1回目の接種から139日を経過した後(20~24週後)に3回目の接種を行うことになっています。
 ワクチンを接種することで、B型肝炎の免疫が得られ、キャリア(持続感染している人)になることを防ぐことができます。
 なお、C型肝炎の感染を予防するためのワクチンは、現在のところありません。

 

4.B型肝炎の母子感染予防対策について

 HBV持続感染している母親から産まれる新生児に、出生後できるだけ早い時期(12時間以内が望ましいとされています)にHBV免疫グロブリン1 mLを筋肉内投与、HBワクチン0.25 mLを皮下注射し、さらに、HBワクチン0.25 mLを1か月後、6か月後に2回追加接種して、新生児がB型肝炎に感染することを防ぎます。