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百日咳が増加しています

平成20年6月5日(木曜日)発表

百日咳が増加しています

1 概要

 愛知県では、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、県内の小児科を標榜する医療機関のうち182か所を定点として、百日咳をはじめとする疾病について、発生動向調査を実施しています。

 この調査結果によりますと、平成20年第22週(5月26日(月)から6月1日(日)まで)における愛知県全体の一定点医療機関当たりの報告数は、百日咳が0.14と、平成11年の調査開始以来最も多く、しかも上昇傾向にあり注意が必要です。

 激しい咳が長期間続く百日咳は、乳幼児が感染した場合は重症化することが多く、ときには命を落とすこともありますので、早めに医療機関を受診しましょう。また、百日咳は生後3月から予防接種法に基づく予防接種の対象となっていますので、早めに予防接種を受けましょう。
 
成人においては、乳幼児への感染を防ぐため、咳が長引く場合は早めに医療機関を受診しましょう。

 注) 一定点医療機関当たりの報告数:182医療機関からの一週間の総報告数÷182

2 百日咳の定点あたりの発生状況

百日咳の発生状況

愛知県

全国

平成20年

平成19年

平成18年

平成17年

平成16年

平成20年

定点医療機関数

182

約3,000

第19週

0.08

0.0100.0100.06

第20週

0.130.010.010.010.010.11

第21週

0.120.010.020.010.01

第22週

0.14

0.010.010.010.04

※ 全国の定点医療機関数は、毎週若干の変動があります。
※ 全国の発生状況については第20週が、愛知県は第22週が最新のデータです。

3 百日咳について

 百日咳は、百日咳菌の飛沫感染により起こる急性の気道感染症です。
 特有のけいれん性の咳発作(痙咳発作)を特徴とし、母親からの移行抗体が有効に働かないために乳児期の早い時期から罹患する可能性があり、生後6カ月以下では死に至る危険性もあります。

 通常は、感染後5~10日間の潜伏期間を経て、普通のかぜのような症状で始まり、次第に咳がひどくなり、顔を真っ赤にしてコンコンと激しく咳込み、最後にヒューと笛のような音を立てて大きく息を吸う発作をおこします。
 乳児では重症になり、特に新生児がかかると無呼吸になり、命を落とすこともあります。また、肺炎や脳炎を合併することもあります。
 成人の百日咳では、咳が長期にわたって持続するものの、乳幼児にみられるような典型的な症状が見られないために診断が見逃されやすく、感染源となって周囲へ感染を拡大してしまうこともあるため、注意が必要です。

 治療薬としては、マクロライド系抗菌薬が有効です。

 近年、全国的に20歳以上の成人の発生報告数が増加しており、大学等における集団発生の報告もみられるようになってきています。

4 予防について

 百日咳には有効なワクチンがあり、予防接種法の対象疾病となっています。対象年齢の方は、積極的に接種を受けましょう。

予防接種法に基づく予防接種

  1. 対象者
     生後3月から90月に至るまでの間にある者
  2. 実施者
     各市町村
  3. 方法
     初回は「百日せきジフテリア破傷風混合(DPT)ワクチン」を20日から56日の間隔をおいて3回、追加は初回接種終了後6月以上の間隔をおいて1回接種

 全国及び愛知県における百日咳の流行状況については、以下のウェブページに掲載されています。

全国の状況(国立感染症研究所「百日咳(感染症情報センター)」)

愛知県の状況(愛知県衛生研究所「感染症の発生状況」)

参考

愛知県の百日咳発生状況

愛知県における百日咳発生状況

全国の百日咳発生状況

全国における百日咳発生状況

問合せ

愛知県 健康福祉部 健康担当局健康対策課
感染症グループ
担当:照井、増野
電話:052-954-6272
内線:3160、3161
E-mail: kenkotaisaku@pref.aichi.lg.jp