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愛知県交通安全条例について
愛知県では、交通事故のない社会の実現を目指した取組を推進するため、平成26年10月14日に「愛知県交通安全条例」を公布・施行しました。
この条例は、道路交通の安全に関する基本理念を定め、県、県民、事業者の責務を明らかにするとともに、道路交通の安全に関する施策の基本となる事項を定めています。
条例の概要
前文(条例制定の趣旨)
道路交通は、日常生活や経済活動の基盤であり、私たちは、道路交通の発達により利便性等の多くの恩恵を受けています。
しかし、その一方で、本県では、交通事故が多発し、毎年多くの人命が失われています。一瞬にして人命を奪い、人々の平和な暮らしを脅かす交通事故をなくすることは、県民の切なる願いです。
交通事故の防止については、これまでも様々な取組が行われてきており、それらの取組により、交通事故の発生件数は減少してきているが、なお依然として多数の交通事故が発生する状況が続いています。
交通事故をなくするためには、私たち一人一人が、交通事故の被害者の存在に思いをいたし、人命の尊重を最優先にして、交通の安全の確保に向けた取組を一層進めることが必要です。
このような認識を共有し、一体となって、交通事故のない社会の実現を目指した取組を推進するため、「愛知県交通安全条例」を制定します。
目的
- 道路交通の安全に関し、基本理念を定め、県、県民及び事業者の責務を明らかにするとともに、交通の安全に関する施策の基本となる事項を定めること
- 県、市町村、県民、事業者等が一体となって行う交通事故のない社会の実現を目指した取組を推進し、もって県民が安全に安心して暮らすことができる社会の実現に寄与すること
基本理念
- 人命尊重の理念に基づき、交通事故のない社会の実現を目指すこと
- 県民及び事業者の交通事故のない社会の実現を目指した自主的な取組が促進されること
- 県、市町村、関係行政機関、県民、事業者及び交通安全関係団体が相互に連携を図りながら協力して一体となって取り組むこと
県の取組
- 交通の安全に関する県民運動の推進等
- 道路交通環境の整備
- 交通の安全に関する教育の推進
- 交通の安全に関する広報及び啓発
- 交通事故による死者が多数となった場合における警報の発令等
- 交通の安全に関する技術の研究開発の促進等
県民の取組
- 高齢者、障害者及び子どもの安全な通行への配慮
- 自転車の安全な利用
- 家庭、職場及び地域における飲酒運転根絶のための取組
事業者の取組
- 従業員に対する交通の安全に関する教育の実施等
- 職場における飲酒運転根絶のための取組
- 酒類を提供する飲食店における飲酒運転根絶のための取組
愛知県交通安全条例の条文
「愛知県交通安全条例」条文
「愛知県交通安全条例」条文 (jyourei_honbun [PDFファイル/155.35 KB])
「愛知県交通安全条例」の条文を御覧いただけます。
「愛知県交通安全条例」広報チラシ
「愛知県交通安全条例」広報チラシ (jyorei_tirashi [PDFファイル/1.78 MB])
「愛知県交通安全条例」の内容を説明したチラシです。