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自転車の点検・整備
日常的な点検・整備
安全に自転車を利用するためには、日頃の点検・整備は欠かせません。自転車に乗る前に、ブレーキ、タイヤ、反射材(リフレクタ)、車体、ライトなど異常がないか確認してください。
項目 | 日常点検のポイント |
---|---|
ブレーキ | ブレーキが利くか |
タイヤ | タイヤに傷やヒビはないか、すり減っていないか、空気は入っているか |
反射材 | 反射材が割れたり、汚れたりしていないか |
車体 |
|
ライト | ライトは点灯するか |
自転車安全整備店による点検・整備(有料)
自転車安全整備店で点検・整備(有料)を受けると、傷害保険と賠償責任保険等が付帯されたTSマーク(Traffic Safetyマーク)(有効期間1年)が貼付されます。
TSマークとは
TSマークは、自転車安全整備士が勤務する自転車安全整備店で点検整備(有料)した自転車に添付されるもので、青色マーク(第一種)、赤色マーク(第二種)、緑色マーク(第三種)があり、それぞれ付帯される保険の賠償内容が異なります。
TSマークに付帯された保険(自転車保険)は、TSマークに記載されている日から1年間有効です。
自転車安全整備店はこちらで検索することができます。(公益財団法人日本交通管理技術協会のWebページへリンク)
第一種TSマーク(青色マーク)
※令和4年7月から第一種TSマーク(青色マーク)の様式が新しくなりました。旧様式も引き続き有効です。
※旧TSマークも新TSマークも補償内容に変更はありません。
概要 | 死亡若しくは重度後遺障害 | 入院(15日以上) | |
---|---|---|---|
傷害補償 | TSマークが貼付されている自転車に搭乗中の人が、交通事故によって事故の日から180日以内に入院、死亡又は重度後遺障害を負った場合に一律支払われる | 死亡若しくは重度後遺障害(1~4級)一律30万円 |
一律 1万円 |
賠償責任保障 | TSマークが貼付されている自転車に搭乗中の人が、第三者に死亡又は重度後遺障害を負わせたことにより、法律上の損害賠償責任を負った場合に適用される | 死亡若しくは重度後遺障害(1~7級)限度額1,000万円 | 無 |
被害者見舞金 | TSマークが貼付されている自転車に搭乗中の人(加害者)が、第三者(被害者)に傷害(入院加療15日以上)を負わせ、法律上の損害賠償責任を負担した場合に一律に支払われる | 無 | 無 |
※重度後遺障害の等級は、自動車損害賠償保障法に定める等級に該当。
第二種TSマーク(赤色マーク)
※令和4年7月から第二種TSマーク(赤色マーク)の様式が新しくなりました。旧様式も引き続き有効です。
※旧TSマークも新TSマークも補償内容に変更はありません。
概要 | 死亡若しくは重度後遺障害 | 入院(15日以上) | |
---|---|---|---|
傷害補償 | TSマークが貼付されている自転車に搭乗中の人が、交通事故によって事故の日から180日以内に入院、死亡又は重度後遺障害を負った場合に一律支払われる | 死亡若しくは重度後遺障害(1~4級)一律100万円 | 一律 10万円 |
賠償責任保障 | TSマークが貼付されている自転車に搭乗中の人が、第三者に死亡又は重度後遺障害を負わせたことにより、法律上の損害賠償責任を負った場合に適用される | 死亡若しくは重度後遺障害(1~7級)限度額1億円 | 無 |
被害者見舞金 | TSマークが貼付されている自転車に搭乗中の人(加害者)が、第三者(被害者)に傷害(入院加療15日以上)を負わせ、法律上の損害賠償責任を負担した場合に一律に支払われる | 無 | 一律 10万円 |
※重度後遺障害の等級は、自動車損害賠償保障法に定める等級に該当。
第三種TSマーク(緑色マーク)
※令和4年12月1日から運用開始。
概要 | 死亡若しくは重度後遺障害等 | 入院(15日以上) | |
---|---|---|---|
傷害補償 | TSマークが貼付されている自転車に搭乗中の人が、交通事故によって事故の日から180日以内に入院、死亡又は重度後遺障害を負った場合に一律支払われる | 死亡若しくは重度後遺障害(1~4級)一律50万円 | 一律 5万円 |
賠償責任保障 | TSマークが貼付されている自転車に搭乗中の人が、第三者に死亡・傷害を負わせたことにより、法律上の損害賠償責任を負った場合に適用される |
死亡若しくは傷害 限度額1億円 ※示談交渉サービス付き |
無 |
※緑色TSマークは、全ての人身事故が賠償責任補償の支払対象です。(物損事故は、補償の対象外)
※緑色TSマークには、示談交渉サービスが付いています。
「示談交渉サービス」…保険金支払いの対象となる賠償事故について、保険会社がTSマークが貼付された自転車に搭乗中の方などの代わりに示談交渉を行ってくれるサービス。ただし、自転車の搭乗者が業務中の場合は、示談交渉サービスは提供されません。(賠償責任補償の保険金は支払われます。)。
※重度後遺障害の等級は、自動車損害賠償保障法に定める等級に該当します。
自転車安全整備士とは
公益財団法人日本交通管理技術協会が実施する自転車安全整備技能検定に合格し、自転車の点検整備や自転車の正しい乗り方等の安全指導について専門的な知識と技能を有するエンジニアです。