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「地域の見守りネットワークシンポジウム in愛知 2017」を開催しました

ページID:0304089 掲載日:2017年10月30日更新 印刷ページ表示

「地域の見守りネットワークシンポジウム in愛知 2017」を開催しました

 愛知県では、高齢者の消費者被害の現状や、地域ネットワークの必要性について、県民の皆様と一緒に考え、今後の市町村における見守りネットワークづくりを支援するため、あいち消費生活情報ステーションの御協力を得て、「地域の見守りネットワークシンポジウム in愛知 2017」を開催いたしました。

 当日は、吉川萬里子さんの基調講演を始め、日進市社会福祉協議会など、日ごろ高齢者と接する機会の多い団体の方々をパネリストとして、高齢者を消費者被害から守るためのネットワークづくりについて、パネルディスカッションを行いました。

 

1 日時

  平成29年10月25日 水曜日 午後1時から3時30分まで

2 場所

  日進市民会館 大ホール(日進市折戸町笠寺山62-3)

3 参加者

  消費者団体、事業者、福祉・医療関係者、市町村消費者行政担当者、一般県民等456名

4 プログラム

開会式

主催者(愛知県知事 代理 鳥居保博愛知県県民生活部長)あいさつ
部長あいさつ
実施委員長(あいち消費生活情報ステーション山内昭子会長)あいさつ
会長あいさつ
来賓(消費者庁小野稔審議官)祝辞
小野審議官
来賓(萩野幸三日進市長)祝辞
日進市長

基調講演

テーマ: 「みんなで防ごう!高齢者の消費者被害~地域のネットワークづくりを目指して~」

講 師:  前全国消費生活相談員協会理事長      吉川 萬里子氏

      全国消費生活相談員協会常務理事 

 

吉川

 基調講演では、高齢者の消費者被害の現状に始まり、国及び県の取組、実際にあった相談事例の紹介をしていただきました。高齢者の消費者被害の背景には、社会的孤立、認知力の低下、生活困窮などがあり、高齢者は、自分で身を守ることが難しい。そこで周囲の人々が、少しお節介でもいいので、異変に気が付いたときは専門機関につなぐといった見守りをする必要がある。見守りのネットワークづくりは簡単ではないが、県、市町村、県民、それぞれがそれぞれの役割を担うという気持ちで取り組めばきっと上手く機能するはずである、と関係者にエールを送りました。

日進消費生活研究グループ 「劇団月下美人」による寸劇

月下美人

 地元の消費者団体である、日進消費生活研究グループ「劇団月下美人」の皆様に、高齢者を対象とした訪問購入の手口やその対策について、寸劇で分かりやすく、楽しく伝えていただきました。

パネルディスカッション

コーディネーター
パネリスト

コーディネーター 

      日本福祉大学経済学部教授                                近藤 充代 氏

パネリスト(50音順)

      日進市社会福祉協議会(日進市中部地域包括支援センター保健師)      加藤 知恵美氏

      愛知県警察本部生活安全部生活安全総務課警部                  兒玉 安正氏

      生活協同組合コープあいち副理事長                          平光 佐知子氏

      前全国消費生活相談員協会理事長(全国消費生活相談員協会常務理事)  吉川 萬里子氏

  

 

パネルディスカッションでは、日ごろ高齢者を見守る立場から、高齢者被害の特徴、高齢者の異変に気付くポイント、見守りの必要性、ネットワークの必要性について意見交換しました。

主な報告、意見

・高齢者は、他人に迷惑をかけたくない、自分で解決しようと抱え込んでしまう。

・高齢者は、生活範囲が狭くて相談相手がいない。

・高齢者宅に日常ないものがあったり、会話の中から自慢話などがでてきたときに異変に気がつくことが多い。

・誰もが被害に遭うという意識を持つ必要がある。

・被害に遭うと、精神的ダメージが大きい。自信を喪失し、人生設計も狂う。

・家族での会話や、人と人とのつながりが大切。

・見守る人は、相談を受けても単独では解決できない。日ごろから、専門機関につなげる意識、連携が大切。

・高齢者が困ったときに相談機関につなぐなど連携を行い、被害を防止することが必要。

・既に地域にあるネットワークの活用をもっと積極的に進める必要がある。

・地域ネットワークとともに隣近所の見守り力を高める必要がある。

 

 

問い合わせ先

愛知県 県民文化局 県民生活部 県民生活課

県民相談・調整グループ(052-954-6163)