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愛知県の浄水場~これからも変わらぬ安心届けます~
愛知県営水道は、市町等と共に安心・安全な水道水をお届けしています
県営水道は市町村営水道の新しい水源、いわば「水の問屋」です
経済の高度成長や都市化の進展、生活水準の向上にともなって、水の需要は増加してきました。この水需要をまかなうためには、新しい水源を求めなくてはなりません。本県には適地がないため、遠く県外にダムをつくり、長い水路を使って水を引き、浄水場を建設し、やっと水づくりができるのです。こうした水づくりには、大がかりな施設と多くのお金が必要となってきますので、一つの市町村だけで行うことは容易なことではありません。そこで、こうした分野を県がかわって受持ち、それぞれの市町村へ水を供給するという新しい水道のシステム(水の問屋)が生まれてきたのです。
市町村営水道と一体となって県民のみなさんのくらしを支えます
県営水道は、市町村営水道と二人三脚で、みなさんの家庭へ大切なくらしの水をお届けするという、大きな役割をになっているのです。
県内に広がる水道のネットワーク

1961年度、愛知用水を水源として、幹線水路沿いの13市町へ給水開始したのが、県営水道の始まりです。その後、水需要の増加に応えながら、水道のネットワークを広げ、今ではほぼ県内全域(名古屋市とその周辺の一部及び三河山間地域の一部を除く。)に広がっています。
愛知県民のみなさんが、いま使っておられる水のおよそ2分の1が県営水道から供給されている水なのです。そして、今後も、県営水道とみなさんの生活とのふれあいは、ますます密接になっていきます。
愛知県民のみなさんが、いま使っておられる水のおよそ2分の1が県営水道から供給されている水なのです。そして、今後も、県営水道とみなさんの生活とのふれあいは、ますます密接になっていきます。
県営水道の浄水場
県営水道(水道用水供給事業)には、県内各地域に11の浄水場があります。
<事業の概要>
1.給水対象 31市7町1広域事務組合3企業団(49市町村)
2.計画一日最大給水量 1,740,000立米
<事業の概要>
1.給水対象 31市7町1広域事務組合3企業団(49市町村)
2.計画一日最大給水量 1,740,000立米
番号 | 名称 | 水源 | 所在地 |
現在給水能力 (立米/日) |
給水開始 |
---|---|---|---|---|---|
1 |
上野浄水場 |
愛知用水(牧尾ダム、阿木川ダム、味噌川ダム) |
東海市名和町 |
164,100 |
1962年3月 |
2 | 知多浄水場 | 長良川(長良川河口堰) |
知多市佐布里 |
206,300 |
1977年10月 |
3 | 高蔵寺浄水場 | 愛知用水(牧尾ダム、阿木川ダム、味噌川ダム) |
春日井市高森台 |
94,300 |
1968年5月 |
4 | 尾張東部浄水場 | 愛知用水(牧尾ダム、阿木川ダム、味噌川ダム) |
日進市米野木町 |
220,300 |
1993年6月 |
5 | 犬山浄水場 | 木曽川(岩屋ダム) |
犬山市大字犬山 |
344,300 |
1974年2月 |
6 | 尾張西部浄水場 | 木曽川(岩屋ダム) |
稲沢市祖父江町 |
169,000 |
1985年8月 |
7 | 豊田浄水場 | 矢作川(矢作ダム) | 豊田市浄水町 | 231,000 | 1972年7月 |
8 | 幸田浄水場 | 矢作川(矢作ダム) | 額田郡幸田町大字坂崎 | 89,000 | 1971年8月 |
9 | 豊橋浄水場 | 豊川用水(宇連ダム、大島ダム) | 豊橋市東小鷹野 | 104,900 | 1970年4月 |
10 | 豊川浄水場 | 豊川用水(宇連ダム、大島ダム) | 豊川市平尾町 | 86,000 | 1970年4月 |
11 | 豊橋南部浄水場 | 豊川用水(宇連ダム、大島ダム) | 豊橋市老津町 |
87,500 |
1978年7月 |
2024年4月1日時点
水道施設の地震対策(広域調整池、応急給水支援設備)
広域調整池
突発的事故(水質事故・停電・漏水)時や地震災害時の異常事態でも、受水団体の配水池容量と合わせ1人当たり180リットルの水道水を確保するための緊急貯水の役割をする施設です。
番号 | 名称 | 所在地 |
有効容量 (立米) |
給水開始 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
A | 瀬戸広域調整池 | 瀬戸市穴田町 | 10,000 | 1989年7月 | ||
B | 三好ヶ丘広域調整池 | みよし市黒笹いずみ | 6,000 | 1991年6月 | ||
C | 三ヶ峰広域調整池 | 1号地 | 豊田市八草町向田 | 7,500 | 1997年4月 | |
2号地 | 7,500 | 2008年4月 | ||||
D | 常滑広域調整池 | 常滑市樽水字奥平 | 9,000 | 2009年9月 | ||
E | 阿久比広域調整池 | 知多郡阿久比町板山字東高根 | 11,500 | 1993年11月 | ||
F | 犬山広域調整池 | 犬山市大字犬山字東洞 | 11,760 | 1989年4月 | ||
G | 小牧広域調整池 | 小牧市大字上末字東山 | 13,400 | 2010年7月 | ||
H | 海部広域調整池 | 愛西市諸桑町塩田 | 9,200 | 2020年2月 | ||
I | 安城広域調整池 | 安城市浜屋町宮西 | 7,500 | 2011年3月 | ||
J | 幸田広域調整池 | 額田郡幸田町大字坂崎字大硲 | 8,500 | 1999年8月 | ||
K | 豊田広域調整池 | 豊田市浄水町原山 | 12,200 | 2019年11月 | ||
L | 岡崎広域調整池 | 1号地 | 岡崎市北野町花本 | 8,100 | 2007年8月 | |
2号地 | 8,100 | 2013年11月 | ||||
M | 西尾広域調整池 | 西尾市市子町出藪 | 5,000 | 2018年12月 | ||
N | 豊川広域調整池 | 豊川市平尾町源祖 | 10,000 | 2001年8月 | ||
O | 城下広域調整池 | 豊橋市城下町字作三部 | 3,600 | 1988年11月 | ||
P | 赤羽根広域調整池 | 田原市高松町尾村崎 | 2,100 | 2007年7月 | ||
Q | 豊橋広域調整池 | 豊橋市多米町蝉川 | 7,700 | 2022年12月 |
2024年4月1日時点
応急給水支援設備
応急給水支援設備は、県営水道の送水管(空気弁)に設置して、大規模地震の発生時に、避難場所(学校、公園等)、医療機関、福祉施設等に対し、市町村と連携して、臨時に、県営水道から直接、水道水を供給するための設備です。