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大規模災害と衣浦港の役割
大規模災害と衣浦港の役割
南海トラフ地震が発生した場合に著しい地震災害が生ずる恐れがあり、地震防災対策を推進する必要がある地域として、平成26年3月、愛知県全域が「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されました。衣浦港は、こうした大規模地震災害発生時には背後圏への緊急物資輸送の拠点としての役割を担うため、耐震強化岸壁を確保するとともに、継続的な経済活動を可能とする港湾機能の確保を図っています。
耐震強化岸壁
平成26年3月の港湾計画改訂では、大規模地震が発生した場合に物資の緊急輸送、住民の避難等に供するため、大規模地震対策施設を計画しています。既存の中央ふ頭東地区(昭和58年完成)、中央ふ頭西地区(平成22年完成)及び武豊北ふ頭地区(平成25年完成)の3バースに加え、外港地区に水深12mの耐震強化岸壁1バースを新規に計画しました。
海岸堤防
東日本大震災の教訓や南海トラフ地震に係る新たな被害想定、南海トラフ地震に対する国の対策の考え方などを踏まえ、地震から県民の生命・財産を守る強靭な県土づくりを目指して第3次あいち地震対策アクションプランが計画されました。この計画に基づき、半田地区海岸及び冨貴武豊地区海岸の海岸施設の液状化対策工事を進めています。