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北朝鮮による日本人拉致問題について
北朝鮮による日本人拉致問題について
1970年代から1980年代にかけて、多くの日本人が不自然な形で行方不明となりました。これらの事件の多くは、北朝鮮による拉致の疑いが持たれており、警察庁発表による「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者の方々」は871人となっています。
2002年(平成14年)9月の第1回日朝首脳会談で、北朝鮮が日本人拉致を初めて認め、その年の10月に5人の拉致被害者が帰国しました。しかし、そのほかの被害者については、いまだ進展がありません。
北朝鮮による日本人拉致問題は、国民の生命と安全に関わる重大な人権問題です。
拉致問題の一刻も早い解決は国民の願いであり、政府及び関係機関は、すべての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に取り組んでいます。
北朝鮮人権侵害問題啓発週間(12月10日~16日)
毎年12月10日から12月16日は、「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」です。
平成18年6月に「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」が施行され、毎年12月10日から同月16日までが、「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」と定められました。
拉致問題は、我が国の喫緊の国民的課題であり、この解決を始めとする北朝鮮当局による人権侵害問題への対処が、国際社会を上げて取り組むべき課題とされています。
こうした法律の施行も踏まえながら、県では平成18年度以降、12月の啓発週間を中心に、啓発ポスターの配付・掲示、あいち人権センターでの企画展等を実施しています。
今後も拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題に関する認識を深めるとともに、啓発活動を継続することで、この問題の解決に向けた側面的な支援となるべく、引き続き県民意識の向上を図ってまいります。
様々な取組
家族会・救う会による署名運動について
「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)」と「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」では、拉致問題早期解決のための署名活動を実施しています。
家族会・救う会による署名にご協力いただける方は、救う会ホームページから用紙をダウンロードし、ご活用ください。
なお、集めた署名用紙(原本)につきましては、お手数ですが下記住所までご郵送をお願いいたします。(FAX不可)
○ 送付先
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)
ブルーリボン運動について
ブルーリボンは、「北朝鮮に拉致された日本人を救出する市民ネットワーク(NGO)」が展開している拉致被害者の生存と救出を祈る意思表示を行う運動です。
ブルーリボンは、日本と北朝鮮を隔てる日本海と、拉致被害者の家族を結ぶ青い空をイメージし、「近くて遠い国の関係である、日本と北朝鮮の間で、空と海だけが国境無しに続き、拉致被害者とその家族や日本人が空と海を見上げて、同時に無事再会の時を願う意思表示」を表しています。
ブルーリボンバッジは「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」のウェブサイトにて、1つ500円(2つ以上受付)で購入できます。

