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尾張地区高等学校地理歴史・公民科教育研究会総会で出前講演を行いました

ページID:0530300 掲載日:2024年6月5日更新 印刷ページ表示

 調査研究課の城ヶ谷です。
 5月17日に県立一宮南高等学校で開催された尾張地区高等学校地理歴史・公民科教育研究会総会講演を行いました。
 「ものつくり大国あいちの源流~土器から歴史を考える~」というテーマで、地理歴史・公民科の先生方にあいちに於ける土器(焼き物)づくりの歴史について、1時間ほどお話しをさせていただきました。
 愛知県は1977年以来、製造品出荷額全国1位を続ける「ものつくり大国」ですが、遡っていくと古代以来、「焼き物づくり」が盛んで、その製品は全国各地に流通するなど圧倒的なシェアを占めてきました。
 愛知県の歴史をまとめた『愛知県史全58巻のなかには別編窯業編3巻が入っていますが、これは他県の県史には見られない構成です。このように焼き物づくりはあいちの郷土史の大きな特色であり、その実態をもっとたくさんの方々に知っていただきたいと思っています。
 講義の終わりに縄文時代から江戸時代までの土器・陶磁器を実際に手に取って観察し、時代順に並び替える演習をおこなっていただきました。

尾張地区の高校で地理歴史・公民を担当されている先生方に、愛知の焼き物の歴史についてお話しました。机の上に縄文時代から江戸時代までの焼き物が10点並べられています。時代順に並べ替えようとしているところです。