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県立岡崎高等学校の生徒のみなさんが施設見学に来てくれました
調査研究課の城ヶ谷です。
8月12日に県立岡崎高等学校の生徒のみなさんが施設見学に来てくれました。
最初に「考古学と発掘調査」というテーマで“考古学とは何か”“発掘調査はどのように行なわれるか”といった基本的な事柄について説明しました。
次にセンター内の見学をおこないました。一般公開している展示室の他に、土器の実測、拓本採取などの整理作業の様子や収蔵庫、科学分析室などのバックヤードも見学していただきました。
休憩後、愛知県における土器の発達についての講義と縄文時代から江戸時代までの各時代の土器・陶磁器を時代順に並べるという演習に取り組んでいただきました。
実習の時間では、本物の弥生土器を使って拓本を採ってもらいました。みなさんほとんど初めての体験ながら、きれいな拓本が採れました。拓本をラミネートして、オリジナルの栞が完成しました。
「大学で史学か考古学を学ぼうと考えているが、今回の施設見学で考古学がどんな学問なのか、どういうことをするのか、ということが明確にわかった。今後の自分の進路選択に役に立ちそう。あと、単純に楽しかった。」といったような感想が聞かれました。
これからもいろいろなことに興味を持って、自らの「学び」を広げていってほしいと思います。