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【展示終了】あいち朝日遺跡ミュージアム企画展「あいちの発掘調査2024」へ出土品の貸出を行いました

ページID:0562812 掲載日:2025年3月9日更新 印刷ページ表示

 調査研究課の高山です。
 あいち朝日遺跡ミュージアムの企画展「あいちの発掘調査2024」へ出土品の貸出を行いました。

今回ご紹介する展示「あいちの発掘調査2024」のチラシです。

ダウンロードはこちら
「あいちの発掘調査2024」チラシ [PDFファイル/1.95MB]

 「あいちの発掘調査」は今回で3回目となる展示シリーズで、県内で実施された発掘調査の最新の結果を報告するものです。
 埋蔵文化財調査センターからは、清州城下町遺跡(きよすじょうかまちいせき・清須市)の瓦と陶磁器・櫛、根道外遺跡(ねみちそといせき・設楽町)の石棒・石鏃・深鉢、亀塚遺跡(かめづかいせき・安城市)の高坏・器台・壺・竪櫛をお貸ししました。
 チラシに写っている竪櫛は、本当に珍しく貴重なものです。通常であれば木などの有機物で作られたものは朽ちて残らないことがほとんどですが、これは誰かが最近捨てたかのようにきれいに残っています。しかし、実は弥生時代後期に作られたもので、2000年くらい経っています。
 この竪櫛が出土した場所は、昔の川の中です。現在は川のルートから外れていますが、今でも掘ると水が湧いてきます。その土の層全体が水分を含んでいるため、中に埋まっていた竪櫛は水でパックされた状態になります。水のおかげで酸素が少なくなって劣化が抑えられ、現代まで保たれてきました。
 とても貴重なものですので、ぜひ実際にご覧ください。

竪櫛の写真です。くしという名前ですが、縦長で歯が太く髪の毛をとかす用途には向きません。髪を留める髪飾りとして使われました。

**この展示は終了しました**

あいち朝日遺跡ミュージアム企画展「あいちの発掘調査2024」
令和7年1月18日(土曜日)から3月9日(日曜日)まで
詳しくは以下のリンクからご確認ください。
https://aichi-asahi.jp/exhibition/3181/

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