本文
あいち朝日遺跡ミュージアム企画展「「S字甕」という とても薄い甕が流行っていた件」へ出土品の貸出を行いました
調査研究課の高山です。
あいち朝日遺跡ミュージアム企画展「『S字甕(えすじがめ)』という とても薄い甕が流行っていた件」へ出土品の貸出を行いました。
廻間遺跡(はさまいせき・清須市)・月縄手遺跡(つきなわていせき・名古屋市西区)・塔の越跡(とうのこしいせき・稲沢市)から出土したS字甕を計7点貸し出しました。
S字甕は主に煮炊きに使われたもので、現代の日常生活で使うものでは鍋にあたります。アルファベットのSの字のような形に作られた器の口と、薄さ・軽さが主な特徴です。
今回貸し出したもののうち、廻間遺跡のものは愛知県埋蔵文化財調査センター公式Sketchfab(スケッチファブ)にて3Dデータを公開しています。3Dデータは自由に動かすことができるので、展示室では見られない底まで見ることができます。ぜひ展示と合わせてお楽しみください。