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設楽ダムに期待する地域の方々からの声

ページID:0284732 掲載日:2009年4月29日更新 印刷ページ表示

豊川の流域にお住まいの方や受益地の方から設楽ダム建設に対する期待についてお話ししていただきました。(五十音順)

※ 設楽ダム建設同意に関する協定書が調印された当時のものです。

JA愛知みなみ代表理事組合長

 大きな河川のない渥美半島の農家は、昭和43年に豊川用水が完成するまで、雨水に頼って農業を行っていました。私たちの田原市は、キャベツなどの野菜の他、菊などの花き、メロン、トマト等の施設園芸の大変盛んなところで、全国でも一、二を競う農業地域となったのも「豊川の水」抜きでは語れませんし、まさに「水=いのち」と言っても過言ではありません。

 ハウス栽培の作物は、1日たりとも水は欠かすことができないため、安定的に十分な量を確保していただくことが私たち農家の願いであり、今回、設楽ダムの建設同意がなされたことを聞き、1日も早い建設を待ち望んでいます。

 設楽ダムの建設により、水源地域は大きな犠牲を払われると思いますが、私たち下流で農業を営む者は、そこで生み出される水を大切に使い、質の高い農作物を安定的に全国へ供給することが私たちの使命と考えています。

 

設楽ダム問題の早期解決を求める会代表

 設楽町は人口が減り、高齢者の比率も高くなりましたが、私達の子供の多くは、豊橋市など東三河の下流部に出て、暮らしています。上流だからとか下流だからとかではなく、豊川は上流から下流まで、流域全体で幸せに発展していくことが本来の姿だと思います。

 これまで、設楽町はダム問題で本当に悩んできましたが、長い年月が経過し、もう、先送りしたくはないのです。去年、「住民投票によらない、ダム問題の早期解決を求める会」の請願が、わずか10日で2,300名も集まったのは、こうした町民の気持ちの表れだと思っています。

 今後は、ダム建設をきっかけに、この設楽町を再生していくことが大切で、設楽町は道路や水道などの整備が進み、また、下流は水不足や洪水被害が減って、お互いに暮らしやすくなるということが早期解決の目指すところでありますので、国、県、下流部には、設楽町が活性化できるよう応援してほしい。

 

農村輝きネット東三河理事

 私の住む石巻地区は柿、梨、ブドウ、桃等の果樹栽培が主力の地区で、私のところも柿と水稲を営んでいます。

 私が嫁いできた頃は、うまく雨が降ってくれていたのか、それほど水やりについて特に意識をしていませんでしたが、ここ10年くらい前から雨が欲しいと思う時期に降らないように感じています。

 柿の栽培も、昔は数が取れればよかったのですが、最近では、質が重視されており、実が大きく高品質なものほど喜ばれ、また、価格もよいので、そのような柿ができるようにいろいろと工夫して育てています。

 よい柿を育てるには水が必要で、梅雨明けから8月にかけて多くの水が必要となり、4、5年前から夏の猛暑のために、水やりを頻繁に行わなければならないことから、毎年水が不足しているように感じています。

 今回、設楽ダムが建設されることを聞いたときに、柿や稲に使う水が必要な分だけ安定的に使えるなら、収入の安定した農業を営むことができるのではないかと、とても期待しています。

 

豊川市土地改良区理事長

 豊川土地改良区は、昨年5月に旧一宮町土地改良区と合併して、豊川市土地改良区となりました。豊川市・旧宝飯郡一宮町共に、施設園芸を始めとした農業が盛んな地域でありますので、安定した農業用水の供給がますます重要なものと感じられます。

 私のところでは、数年前に息子が跡を継いで、キャベツ栽培を始めてくれましたが、安定した農業収入が無ければ、このような若い後継者は現れてくれません。設楽ダムにより農業用水が安定して供給されることで、将来に亘って地域の農業が安定的に営まれることを望むばかりです。

 豊川下流域の自治体が長年にわたり望んだ設楽ダムの建設に関する協定書が調印されたことは、大きな前進であると喜んでおります。同時に、水源地の設楽町や建設予定地の方々のご理解に感謝申し上げます。

 

豊川改修促進期成同盟会会長

 豊川流域には4つの霞堤があります。霞堤は大雨が降るとその内側に水が入り遊水池の役割となる構造となっており、その結果、下流部の浸水被害を軽減しております。

 平成15年8月の大雨の時にも霞堤内の地域に水が入り、家屋や田畑が水に浸かり、水が引くときには畑の土砂が流されたりしてその様子はひどいものでありました。

 状況をよく知らない方は、大昔から遊水池であったので、水が入るのは仕方がないと思う方もおられるようですが、そこに住む方々は、水に浸かることは仕方がないこととは考えていませんし、他の水に浸からない地区の方と同じように安心・安全な生活を営みたいと思っています。

 設楽ダムが完成すれば、ダムにより洪水調節が行われ、豊川沿川地域の洪水被害が軽減されると聞いていますので、霞堤内の地域も大雨の時に、水に浸かる心配が少なくなり、とてもありがたく思っています。

 一方、設楽町にとっては、設楽ダム建設による水源地域への振興策によって地域の再生を図って欲しいと思います。

 設楽町から下流市町への道路網が整備され、それらを結ぶ時間が短縮されれば、設楽町から下流市町へ通勤される方が出てくる可能性もあり、東三河地域が一体となって発展していけると思っています。

 最後に、私は日頃、いろいろな方と話しをする機会が多いのですが、設楽ダムについてよく知らない方が多いように思いますので、国、県、下流市町ともども、もっと設楽ダムについての情報を発信してもらわなければと思います。

 

豊橋市杉山町 農業

 農業を営む者として、日頃から水の大切さを痛感しています。渇水の時には、井戸水を使わざるを得ないのですが、下流地域の農業を取り巻く環境は、年々悪化しており、今では、井戸を100m以上掘らないと、きれいな水を得ることはできません。全国の消費者に、安心・安全な作物を提供するためにも、豊川の水は欠かすことはできないのです。

 この地域は、豊川用水のお陰で、キャベツを始め様々な野菜など、日本の食を一手に賄うような一大農業地域となりましたが、今後何十年、何百年先までも、こうした状況を継続していくためには、設楽ダムによって生み出される安定した農業用水が必要不可欠です。

 私も農家なので、先祖代々の土地を離れることとなる水源地域の方々の痛みもよくわかるつもりです。あって当たり前の水だとは思わず、大切な水を使わせてもらっていることを、次の若い世代にも伝えていかなければならないと考えています。

 

蒲郡市観光協会専務理事

 私たちの蒲郡市は、人口8万2千人の都市ではありますが、ラグーナ蒲郡や、竹島等に年間約700万人の観光客が訪れ、また、西浦・形原・蒲郡・三谷の4温泉郷に約80万人のお客様が宿泊しています。

 市制50周年の平成17年3月には、市民の市民による市民のための観光交流都市を目指して「観光交流立市」を宣言しました。

 市民はもとより、より多くの観光客が蒲郡に訪れて、満足のいくおもてなしを行うためにも「水」は必要不可欠なものですし、すべてを豊川からの「水」に頼る蒲郡市にとって、水の安定供給は非常に重要な課題であります。設楽ダムが建設されることによって更に安定的な供給がなされるものと大変期待しています。

 環境については、本年3月より、各旅館から出る「廃てんぷら油」を回収し、バイオディーゼル燃料にリサイクルして旅館等の送迎バスにリユースするCO2削減の取組を開始し、「環境にやさしいがまごおり温泉郷」を目指しているところです。

小坂井町土地改良区理事長

 私たちのところは、豊川用水の末端に位置するので、稲作を行っている者としては、5月から7月の水の一番必要な時期に節水となったときは、とても困ってしまいます。

 もちろん、私たち農家にとって、水は絶対必要なものでありますが、無限に使わせていただけると思っておりませんので、水は大切なものとして、私の所属する土地改良区では、無駄をなくし有効利用をするよう努力しています。

 今までも農業用水の安定供給のため、豊川二期などいろいろな事業が行われてきましたが、設楽ダムができることによって、よりいっそう水の安定供給が図られるならば、とても喜ばしいことと思っています。

 

前JA蒲郡市代表理事組合長

 蒲郡といえば、「温室みかん」が思い浮かぶ方も多いように、蒲郡市はミカンの温室栽培が全国的に有名で、その他にもイチゴ等の施設園芸も盛んな地域であります。

 ミカンやイチゴ等の施設園芸は、手間暇をかけることはもちろんですが、安定的な水の供給がとても大切なことで、いままでも豊川の水の恵みをたくさん受けて発展して参りました。

 平成20年9月には「蒲郡みかん」が地域ブランドの認証を受けましたので、今後は産地として競争力を強化し、高品質なものを生産するためにも、水の安定供給は、最も重要なことと考えており、設楽ダムの建設で、安定的な供給が確保されることに大変期待しております。

 私たちの使う水は、水源地域の方々の深いご理解により、下流に住む私たちのところへ届けられておりますので、より有効に使わせていただきたいと思っています。