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よくある質問に答えます(Q&A)3.利水について

ページID:0231417 掲載日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

Q 導水路(徳山ダム)は、利水上必要があるのですか?

A:
 
近年は、少雨の年と多雨の年との降水量の差が次第に大きくなるとともに、ゲリラ豪雨が頻発する一方で、梅雨時でも雨が降らないなど、1年の中でも雨の降り方にばらつきが発生していることから、渇水の原因ともなっています。

 国土交通省によれば、牧尾ダムや岩屋ダム等の水源施設の供給水量は、施設計画時には、昭和20年代から昭和40年代までの降雨データを使い、10年に1回程度発生する渇水時にも安定して供給できるよう計画されていましたが、昭和50年頃には10年に1回程度の割合で発生する少雨の年の降水量が、近年では4年に1回程度の割合で発生する少雨の年の降水量となっており、近年の10年に1回発生する渇水時には、施設計画時に計画した水量の約6割しか供給することができない状況(安定供給量の低下)にあるとされています。(平成6年渇水のような渇水時には、施設計画時に計画した水量の約3割しか供給することができないとされています。)

 最近の10年(平成25年から令和4年)では、木曽川水系において、下表のとおり4か年で節水が実施されています。

最近10年間(平成25年~令和4年)の木曽川水系の節水状況
水源名 期間(日数) 最大節水率(%)
水道用水 工業用水 農業用水
平成25年 牧尾ダム 6月18日から6月28日(11日間) 5 10 5
岩屋ダム 6月13日から6月28日(16日間) 10 15
平成26年 牧尾ダム 6月27日から7月10日(13日間) 5 10 10
平成29年 牧尾ダム 6月30日から7月5日(6日間) 5 10 10
令和元年 牧尾ダム 4月5日から7月1日(88日間) 10 20 20

※ 愛知県の農業用水は牧尾ダムのみ

 県としては、こうした状況を踏まえ、10年に1回程度発生する規模の渇水に対しても水道用水を安定供給するため、徳山ダム(利水容量78,000千立方メートル)で水を確保しており、木曽川水系連絡導水路はこの水を愛知県で利用するために必要不可欠な施設です。

木曽川水系の主な水源
 ダム名(管理開始年度)

総貯水量
(千立方メートル) 

うち利水容量
( 千立方メートル) 

 牧尾ダム(昭和36年度)  75,000  68,000
 岩屋ダム(昭和52年度)  173,500  61,900
 阿木川ダム(平成3年度)  48,000  22,000
 味噌川ダム(平成8年度)  61,000  31,000
 徳山ダム(平成20年度)  660,000  78,000

問合せ

愛知県 建設局 水資源課
水資源計画グループ
電話052-954-6121
E-mail: mizushigen@pref.aichi.lg.jp