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よくある質問に答えます(Q&A)【もっと詳しく(Q2)】

ページID:0231421 掲載日:2019年4月1日更新 印刷ページ表示

Q2 平成6年渇水の状況は?

A2:
 
平成6年は、春先から少雨傾向が続き、梅雨期もわずかな降雨で、全国的に記録的な異常渇水となりました。

 このため、各水系のダムの貯水量は減少の一途をたどり、8月上旬には、木曽川水系の牧尾ダム、阿木川ダム、岩屋ダムが枯渇するなど、各水系とも状況が非常に厳しい状況となりました。特に、渇水期間が、農業用水のかんがい期間、水道用水使用量の最盛期の夏場であったことから、その影響は極めて大きなものでした。

 具体的には、水道用水については瀬戸市等の約38万戸で一時的に断水し、特に、知多半島等の9市5町では最長19時間の断水が行われました。また、工業用水については企業が操業短縮したことによる減産等の被害(約303億円※1)、農水産物や街路樹の被害(約25億円※1)が発生しました。この他にも広範囲に※2及ぶ地盤沈下や魚貝類のへい死等が発生しました。
 ※1 被害額は県全体の額
 ※2 年間1cm以上の沈下が約733km2

 この様な異常事態に対し、国や県等で構成する木曽川水系緊急水利調整協議会による調整の結果、渇水対策として、発電ダムからの緊急放流、試験湛水中の味噌川ダムからの放流、自流による既得水利権を持つ農業用水関係者の節水協力等が行われましたが、水道用水で35%、工業用水・農業用水で65%という厳しい節水率となりました。

問合せ

愛知県 建設局 水資源課
水資源計画グループ
電話052-954-6121
E-mail: mizushigen@pref.aichi.lg.jp