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よくある質問に答えます(Q&A) 3.利水について

ページID:0284714 掲載日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

Q 水道用水の需要は横ばいにもかかわらず、新たな水源が必要となるのはなぜですか?

A:
 東三河地域は、昭和43年に完成した宇連ダム等の豊川用水施設、平成14年に完成した大島ダム等の豊川総合用水施設により水の供給が行われています。しかし、この水供給は豊川水系のこれらの施設だけでは必要な水がまかないきれないことから、隣接する天竜川水系(佐久間ダムなど)から導水しており、水利用面では非常に脆弱な地域となっています。また、近年では天竜川水系においても渇水が頻発していることから、佐久間ダムからの導水が計画どおり行えない事態も起きています。

 また、近年は少雨の年と多雨の年との降水量の差が次第に大きくなっていることに加え、1年の中でもゲリラ豪雨が頻発する一方で、梅雨時でも雨が降らないなど、雨の降り方にばらつきが発生していることも渇水の原因となっています。
 国土交通省によれば、豊川用水の供給水量は、施設計画時には、昭和20年代から昭和60年代までの降水データを使い、10年に1回程度発生する渇水時にも安定して供給できるよう計画されていましたが、近年の10年に1回程度発生する渇水時(昭和50年代から平成10年代の降雨データを用いた算定値)には、施設計画時に計画した水量の約6割しか供給することが出来ない状況(安定供給量の低下)にあるとされています。

 参考:平成26年度版日本の水資源60ページ 
   ※国土交通省水管理・国土保全局のページにリンクします

 こうしたことから、豊川用水を水源とする東三河地域では、下表のとおり最近10年(平成25年から令和4年)のうち3か年で節水が実施されています。
 なお、令和元年には昭和60年以来34年ぶりに宇連ダムの貯水率が0%となりました。

 

最近10年間(平成25年~令和4年)の豊川用水の節水状況
期間(日数) 最大節水率(%)
水道用水 工業用水 農業用水
平成25年 ​7月26日から9月18日(55日間) 28 40 40
平成26年 7月2日から7月11日(10日間) 5 5 5
令和元年 4月12日から6月18日(68日間) 15 15 15

 県としては、こうした状況を踏まえ、水道用水を安定供給するため、設楽ダムで水を確保(利水容量600万立方メートル)することとしています。

 

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愛知県 建設局 水資源課
水資源計画グループ
電話 052-954-6121
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