よくある質問に答えます（Q＆A）　1．治水について

A：
　一般的に洪水への対策は、(1)河川の堤防のかさ上げや河床の掘削、川幅の拡幅などを行い、大雨による水を流すための河川の断面を大きくする方法、(2)ダムを造ることにより、一時的に大雨により出る水をダムに貯め、水量を軽減して下流に流す方法の2通りがあります。

　豊川の場合は、川幅を大きくする(1)の方策のみで対応するには、豊橋市街地での大規模な家屋移転が必要になったり、豊川を横断する東名高速道路や新幹線・在来線、国道1号線などの橋梁の架替えも必要となるなど、非現実的な計画となってしまいます。こうしたことから豊川の河川整備計画では、(1)の河川の断面を大きくする方法と(2)のダムを造り、洪水を調節する方法を併せて、より効果的に洪水対策を行うこととされています。

　設楽ダムは、(2)の洪水対策の具体的な施設事業として豊川水系河川整備計画に位置付けられています。

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