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平成21年度交通騒音・振動調査結果について
平成22年9月2日(木曜日)発表
平成21年度交通騒音・振動調査結果について
愛知県及び名古屋市他5市(豊橋市、岡崎市、一宮市、春日井市及び豊田市)が騒音規制法第18条第1項に基づき実施した自動車騒音の常時監視結果を、同法第19条に基づきお知らせします。また、本県及び関係市町村が実施した、要請限度が定められている自動車騒音及び道路交通振動、環境基準等が定められている新幹線鉄道騒音・振動並びに航空機騒音の調査結果についても併せてお知らせします。
調査結果の概要
1 自動車騒音・道路交通振動
(1) 自動車騒音の環境基準(※1)の達成状況
- 主要幹線道路沿いの618区間で面的評価を行い、評価区間内の全戸数363,625戸中332,378戸で環境基準を達成し、達成率は91.4%でした。
(2) 自動車騒音の要請限度(※2)の超過状況
- 208地点中18地点で要請限度を超過し、その割合は8.7%でした。
(3) 道路交通振動の要請限度(※2)の超過状況
- 84地点の全調査地点で要請限度を超過しませんでした。
(評価・対策)
- 自動車騒音に係る環境基準及び要請限度の調査結果については、各年で関係市町村が評価の対象としている住居等の違いを考慮する必要はありますが、改善傾向にあります。また、道路交通振動に係る要請限度を超過した地点はありません。
- 自動車騒音対策については、「あいち新世紀自動車環境戦略(平成14年)」などにより、国、県等の機関がそれぞれの役割分担のもと連携して環境対策を進めています。
2 新幹線鉄道騒音・振動
(1) 騒音に係る環境基準の達成状況
- 78地点中56地点で環境基準を達成し、達成率は71.8%でした。
(2) 振動に係る指針値(※3)の達成状況
- 30地点中29地点で指針値を達成し、達成率は96.7%でした。
(評価・対策)
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騒音については、前年度に比べ環境基準の達成率が上がっています。
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振動については、1地点で指針値を超過しましたが、事業者が橋梁補強等の対策を進めております。
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県では、騒音に係る環境基準及び振動に係る指針値の早期達成に向け、毎年度、新幹線鉄道事業者に騒音等の対策の実施を要望しており、事業者は車両対策や防音壁設置、レール削正等の地上対策などを進めております。
3 航空機騒音
(1) 県営名古屋空港に係る環境基準の達成状況
- 17地点中8地点で環境基準を達成しました。このうち、県営化前(平成16年度以前)から継続調査している地点では、9地点中5地点で環境基準を達成しました。
(2) 中部国際空港に係る航空機騒音の調査結果
- 5地点で調査を行い、すべての地点で環境基準を達成しました。
- 環境基準の地域類型を指定した地域外の2地点について、いずれも環境基準値(WECPNL(※4)70)を下回りました。
(評価・対策)
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県営名古屋空港について、短期調査(1~2週間程度)地点で環境基準未達成が2地点増加しましたが、これは通年調査地点に前年度より高いWECPNL値を示す地点がなかったことから、短期的な飛行回数の変動等によるものと考えられます。
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県営名古屋空港では、運用時間(午前7時~午後10時)外の利用禁止、騒音に配慮した運航方式の徹底等の発生源対策とともに、住宅防音工事等の周辺環境対策事業を実施しています。
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中部国際空港について、開港以来継続して、いずれの地点でも環境基準値を下回っています。
注釈
(※1) 環境基準
(※2) 要請限度
(※3) 振動に係る指針値
(※4) WECPNL
航空機騒音を評価する指標で、1日における各航空機の最大騒音レベルをパワー平均したものに、時間帯ごとに重み付けした航空機数を加味し算出した値
資料 騒音・振動に関する調査結果(詳細なデータを掲載)
問合せ
愛知県 環境局 環境政策部 水大気環境課 生活環境地盤対策室 生活環境グループ
電話 052-954-6214(ダイヤルイン)
E-mail: seikatsujiban@pref.aichi.lg.jp