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ナマコの放流概要
概要
ナマコの種苗放流は、毎年、6月から7月の間に行われています。西三河地区には11万尾の種苗が放流されており、その概要を紹介します。
稚ナマコが飼育されている栽培漁業センターの飼育水槽です。
飼育水槽から取り上げた波板です。ナマコは底生生物のため、大量飼育するために水槽内に波板(ナマコが付着するための板)を並べて、飼育面積を確保しています。写真の白い小さな点が、稚ナマコです。
栽培漁業センターで卵から放流サイズまで育てられたナマコを、酸素を詰めた袋に入れ、船で放流場所まで輸送します。
写真の茶色っぽく見えるものが稚ナマコです。写真のオケの中に約2万5千尾の稚ナマコが入っています。
稚ナマコの拡大写真です。放流されたナマコの全長は平均で約7mmです。
ナマコの放流状況です。ナマコは底生生物ですので海底に放流できるように工夫をして放流しています。
写真では見づらいですが、ジョウゴの先にホースが接続されており、稚ナマコはホースを通り、海底に放流されます。
稚ナマコをそのまま海中に放流すると海底に達するまでに魚類などに捕食される恐れが高いことから、その防止に効果があります。
ナマコ種苗は写真のように岩場付近の海に放流されています。
問い合せ
西三河農林水産事務所 水産課
電話 0564-27-2727(ダイヤルイン) FAX 0564-23-4691