本文
農地の災害対策
1 農地の災害とは?
愛知県には、海や川よりも低い土地があり、それらの多くは水田や畑として利用されています。このような土地に大雨が降ると、自然に川や海に排水されないため、低い土地に水が溜まってしまいます。
また、山間部や知多半島・渥美半島といった丘陵部に点在するため池が、地震や大雨により決壊すれば、下流に広がる農地や家は流されてしまいます。
更に、近年注目されている大地震の発生により津波が沿岸域に押し寄せた時に、海岸堤防がなければ、インド洋大津波のように大きな被害を受けてしまいます。
東海豪雨による浸水被害状況
2 排水機・排水路の整備
海や川よりも低い土地に降った雨が周辺地域に被害を及ぼす前に、強制的に排水するための排水ポンプや排水路の整備を行っています。
完成した福田川排水機場 改修された排水路
3 ため池の整備
ため池には農業に利用する水が貯められており、地震や大雨によりこれらのため池が決壊し下流域に被害が発生しないように、古くなったため池の整備を行っています。
ため池の下流に広がる農地 改修されたため池
4 海岸堤防の整備
海岸堤防は、台風時の波浪や高潮などにより、海水が内陸部に浸水しないように作られたものです。
また、近年では地震発生時の津波による被害から沿岸域を守るため耐震整備も行っています。
整備前の海岸堤防 耐震性をもった海岸堤防
5 災害が発生してしまったら?
2から4で紹介したように様々な災害に備えていますが、万が一、災害が発生してしまった場合、愛知県では小型の排水ポンプの貸し出し(貸し出し手続きのフロー、応急ポンプ貸付要綱)や、被災した農地などの復旧を行っています。
水が溜まってしまった水田 小型ポンプによる排水状況
センター名 | 一宮応急ポンプ 格納庫 |
海部応急ポンプ 管理センター |
幡豆応急ポンプ 管理センター |
計 |
---|---|---|---|---|
所 在 地 | 一宮市花池一丁目 | 愛西市町方町 | 西尾市鵜ヶ池町 | |
台 数 | 25 | 93 | 52 | 170 |
貸し出し手続きのフロー、応急ポンプ貸付要綱
- 貸し出し手続きのフロー (kashidashitetuduki [PDFファイル/54.70 KB])
貸し出し手続きのフローを掲載しています。
- 愛知県県有応急ポンプ貸付要綱 (oukyuuponpukashitukeyoukou) [PDFファイル/335KB]
応急ポンプ貸付要綱を掲載しています。