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「小瓶の中で咲くトルコギキョウ」を商品化しました  ~新たなインテリアとして10月に販売が始まります~

ページID:0018549 掲載日:2008年9月23日更新 印刷ページ表示
平成20年9月22日(月曜日)発表

「小瓶の中で咲くトルコギキョウ」を商品化しました ~新たなインテリアとして10月に販売が始まります~

 愛知県農業総合試験場は福花園種苗株式会社との共同研究により、「小瓶の中で咲くトルコギキョウ」を商品化しましたので、お知らせします。
 この技術は、トルコギキョウを小瓶の中で無菌培養し、小さく育てて、可憐な花を咲かせるものです。土を使わず衛生的なため、従来の鉢花とは異なる需要を開拓する新たなインテリアとして、大きな期待が寄せられています。

1 経緯

 平成17年に、農業総合試験場と福花園種苗株式会社との共同研究で、小瓶の中でトルコギキョウを咲かせる栽培方法を開発しました。
 この花を愛知万博の中部千年共生村のワークショップ参加者に記念品として配布したところ、多くの方から好評を得ました。
 商品化に当たっては、より観賞に適した容器の選定、商品化率の向上などの改良を加えました。この商品は、「マナフラワー」という名称で福花園種苗株式会社から10月に販売されます。

2 技術の内容

 温室で鉢栽培すると草丈が30センチメートル程度になる矮性の品種(福花園種苗株式会社のトムサムシリーズ)を一定の条件(通気・培地の成分・日照等)で培養することにより、草丈を8センチメートル程度に抑えて、小瓶の中で花を咲かせることに成功しました。

3 商品の特徴

(1)花の観賞期間は切り花よりも長く、3~4週間です。
(2)容器の底の培地中に植物に必要な水分・養分が含まれていますので、水やり等は必要ありません。
(3)密閉された容器に入っているので、鉢花のように倒れて土がこぼれる心配もなく、衛生面で気を遣う食卓や飲食店のテーブルなどに飾ることもできます。
(4)容器内が無菌状態になっているので、容器を開けずに観賞します。また、観賞期間を長くするためには、直射日光を避けて、明るい場所に置くようにします。

4 関連事項

 本技術は「ユーストマ属植物の栽培方法」として、愛知県と福花園種苗株式会社が共同で特許出願・審査中です。

5 問い合わせ先

 愛知県農業総合試験場環境基盤研究部生物工学グループ 主任 黒柳 悟 
     所在地 愛知郡長久手町大字岩作字三ヶ峯1-1
   電話 0561-62-0085(内線385)
小瓶の中で咲くトルコギキョウ

問合せ

愛知県農業総合試験場
環境基盤研究部生物工学グループ
担当 黒柳・山田
電話 0561-62-0085(内線385)

愛知県農林水産部農業経営課
技術・営農グループ
担当 恒川・須田
内線 3662・3673
ダイヤルイン 052-954-6410