平成25年度 緑の学園研修（1日農業体験学習） 【終了しました】

　主に高校生（農業を学びたい高等学校卒業者を含む）を対象に、農業大学校での1日農業体験を通して、農業への関心を深めていただく研修です。

　定員の20名を上回る26名が参加しました。参加者のうち高校3年生は21名、2年生は4名、1年生は1名でした。

　午前中は農業大学校の概要説明や校内見学を行い、午後は希望する体験区分（花き3名、作物2名、果樹6名、野菜11名、畜産4名）に分かれて、農業体験を行いました。野菜の農業体験では、施設野菜専攻でトマトの種まき、露地野菜専攻でオクラやシシトウなど夏野菜の収穫を行いました。暑い中での作業でしたが、種まきでは小さなトマトの種に集中し、夏野菜の収穫では収穫に適したものを一生懸命探していました。

　参加人数が多いため、午前中の校内見学は2つの班に分かれて行いました。午後の体験学習は、花き16名、果樹1名、野菜10名、畜産5名に分かれて実習しました。花きの農業体験では、切花専攻でキク収穫後のほ場整備、定植準備、鉢物緑花木専攻でハーブ苗の鉢上げを行いました。ほとんどの参加者がハーブ苗の鉢上げ作業をするのは初めてで、小さな苗を丁寧に扱っていました。また栽培している花の種類が多いことに驚いていました。

　定員の20名を上回る23名が参加しました。参加者のうち3年生は9名、2年生は9名、1年生は4名、社会人は1名でした。

　午後からの体験学習は、花き2名、作物2名、果樹6名、野菜9名、畜産4名に分かれて実習しました。果樹の農作業体験では、ブドウの収穫、出荷調整作業を行いました。ブドウの粒の色を確認しながら丁寧に収穫していました。調整作業では、を決められた重さになるよう房を形良く整えて、パック詰めをしました。初めての作業でしたが、農大生に教えてもらいながら熱心に取り組んでいました。

　研修後のアンケートでは、施設が充実している、昨年も果樹で体験したが今年はうまくパック詰めができたという感想が聞かれました。

　定員の10名を上回る25名が参加し、そのうち高校3年生は14名、2年生は8名、1年生は3名でした。

　午後からの体験学習は、花き4名、作物3名、果樹4名、野菜10名、畜産4名に分かれて実習しました。畜産の体験では子豚にワクチン注射を行いました。子豚をつかまえ抱きかかえながら注射をしました。

　この日はNHKのテレビ取材が入り、野菜や畜産、果樹の体験の様子がニュースで放映されました。インタビューを受けた参加者は、「この学校は実習が中心で良い。今日の体験はそれほど難しくなかった。」と答えていました。

　午後からの体験学習では、花き2名、作物3名、果樹2名、野菜3名、畜産7名に分かれて実習しました。畜産の体験では、施設を見学した後、実習として鶏の卵を集めたり、牛に餌をやったりしました。初めて家畜に接する参加者もおり、「かわいくて感激した、楽しかった」と感想が聞かれました。

冷たい風が吹き、寒い中での実習でしたが、よい経験となったようです。

愛知県立農業大学校
岡崎市美合町字並松1－2

名鉄本線「美合駅」下車、南へ徒歩10分

各回とも、午前10時から午後4時30分まで

　 9:30　　受付
　10:00　　オリエンテーション
　10:15　　農業大学校の概要説明
　11:00　　校内見学
　12:00　　昼食(各自）
　13:00　　専攻別体験学習（希望体験区分に分かれます）。
　　　　　　（花き、作物(稲など）、果樹、野菜、畜産のいずれか1区分）
　16:00　　アンケート記入
　16:30　　アンケート提出後終了

・ 昼食及び飲み物（昼食及び作業中の水分補給用）
・ 筆記用具
・ 実習服又は体操服、帽子、タオル、運動靴など農業実習のできる服装
  （体験区分で作物（稲など）、野菜、畜産を希望された方は、運動靴の代わりに長靴を持参してください。）

　参加費は無料です。

受講申込書に必要事項（氏名(ふりがな）、性別、年齢、郵便番号、住所、電話番号、学校名もしくは職業、学年、研修希望日（第1希望、第2希望）、体験希望区分）を記入の上、各実施日の2週間前までに申し込んでください。

申し込みは郵便またはFAXでお願いします。

受講の可否は約10日前に、申込者全員に郵便にて連絡しますので、5日前までに到着しない場合はお問い合せください。

愛知県立農業大学校研修部研修科研修グループ

〒444-0802

　岡崎市美合町字並松1-2

　FAX　0564-51-4831