2019年度 生産高度化研修（花き部門）：カーネーションの生産安定技術【終了しました】

研修を終えて

　11月21日（木曜日）にカーネーションにおけるBA液剤利用による効果及びIPMについての研修を花きに関する実用化技術研究会、愛知県花き温室園芸組合連合会と共催で実施し、県内各地から70名が参加しました。

　まず、カーネーションのBA液剤利用による側枝発生促進効果について、愛知県農業総合試験場園芸研究部花き研究室の松野主任から講演がありました。品種によってBA液剤の反応が異なるため、BA液剤処理は、品種、目的、作型を考慮して実施する必要があることを学びました。

　次に、カーネーションのBA液剤利用の現地事例を愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課西尾駐在室の牧田専門員から講演がありました。ムーンライト、ミルキー、ドリームブロッサムの現地試験を行った結果や、BA液剤の散布による側枝発生促進について理解を深めました。

　さらに、カーネーションでのIPMの取組について、愛知県農業総合試験場園芸研究部花き研究室の戸田主任研究員から講演がありました。ハダニ類対策としてバンカーシートを用いることで、農薬散布労力の削減が可能であることについて情報提供がありました。

　研修実施後のアンケートでは、90％以上の参加者が、研修内容について「大変参考になった」、「参考になった」と回答があり非常に高評価でした。また、「BA剤の効果が分かった」、「バンカーシートの効果と結果が今後のカーネーション栽培で活用されると良い」との声が上がり、有意義な研修会となりました。

【講演の様子】

募集内容