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令和元年度 生産高度化研修(畜産部門):名古屋コーチンを主体とした試験研究成果【終了しました】
研修を終えて
9月20日(金曜日)に名古屋コーチンを主体とした試験研究成果についての研修を養鶏に関する実用化技術研究会と共催で開催し、県内各地から48名の参加がありました。
最初に、肉用名古屋コーチンにおける未利用資源利用方法の開発について、愛知県農業総合試験場畜産研究部養鶏研究室の大口主任から講演がありました。みりん粕は、鶏のし好性が良く、保存性に優れているため、利用可能な資源であることを学びました。
次に、飼料米を活用した名古屋コーチン鶏肉の差別化技術の開発について、愛知県農業総合試験場畜産研究部養鶏研究室の宮川主任研究員から講演がありました。飼料米を給与することで、鶏肉の柔らかさが向上し、肉色が淡くなることが分かりました。また、鶏肉の退色改善には、天然色素の給与が有効であることを学びました。
さらに、画像処理利用による鶏卵の評価技術の開発について愛知県農業総合試験場畜産研究部養鶏研究室の赤尾技師から講演がありました。画像から卵重を測定する技術の開発について説明があった後、卵重測定値の誤差の補正方法をはじめとする今後の課題について報告がありました。
最後に、愛知県立大学情報科学部情報科学科の神谷幸宏准教授をお招きし、ドップラーセンサを活用した鶏モニタリング技術の開発について講演がありました。IoT技術の仕組みや、IoT技術を活用することで、鶏の活動量の計測及び圧死の予測が可能であることを学びました。
研修後のアンケートでは、「日々の生産、販売に活かしたい」、「IoTの可能性について興味が持てた」との意見が聞かれ、充実した研修会となりました。
【講演の様子】
名古屋コーチンを主体とした試験研究成果
募集内容
1 日時
令和元年9月20日(金曜日) 午後1時から午後3時40分まで
(受付は午後0時30分から)
2 場所
愛知県西三河総合庁舎 4階 401会議室
(岡崎市明大寺本町1丁目4)
3 対象
養鶏農家
4 定員
50名
5 内容
(1) 講演:肉用名古屋コーチンにおける未利用資源利用方法の開発
講師:愛知県農業総合試験場 畜産研究部 養鶏研究室
主任 大口 秀司 氏
(2) 講演:飼料米を活用した名古屋コーチン鶏肉の差別化技術の開発
講師:愛知県農業総合試験場 畜産研究部 養鶏研究室
主任研究員 宮川 博充 氏
(3) 講演:鶏卵画像モニタリング技術の開発
講師:愛知県農業総合試験場 畜産研究部 養鶏研究室
技師 赤尾 美佳 氏
(4) 講演:ドップラーセンサを活用した鶏モニタリング技術の開発
講師:愛知県立大学情報科学部 情報科学科
准教授 神谷 幸宏 氏
(5) 総合質疑・まとめ
進行:愛知県農業総合試験場 企画普及部 広域指導室
主任専門員 森下 忠 氏
6 参加費
無料
7 共催
養鶏に関する実用化技術研究会(愛知県農業総合試験場 広域指導室)、(一社)名古屋コーチン協会
8 申込み方法
ご住所を管轄する農林水産事務所農業改良普及課へお申し込みいただくか、往復はがき、FAX、メールに下記の事項を御記入のうえ、愛知県立農業大学校までお申し込みください。
*複数名で申込みする場合は、代表者の郵便番号・住所・氏名と、その他の全員の氏名を御記入ください。
記入事項:期日:9月26日、課題名:名古屋コーチンを主体とした試験研究成果、氏名(ふりがな)、郵便番号、住所、電話番号(平日の昼間に連絡がつく番号)
郵送の場合、消えるインクは使用しないでください。
問合せ
愛知県立農業大学校 研修部(担当 石本)
郵便番号444-0802
岡崎市美合町字並松1-2
電話: 0564-51-1034(研修部直通)
ファックス: 0564-51-4831
E-mail: noudai@pref.aichi.lg.jp