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2019年度 生産高度化研修(作物部門):良食味米生産の取組【終了しました】
研修を終えて
12月18日(水曜日)に良食味米生産の取組に関する研修を開催し、47名の参加がありました。
研修では、三重県農業研究所農産研究課の山川智大主幹研究員を講師にお招きし、高温耐性水稲品種の栽培、販売戦略の先進事例である三重県の取組について学びました。
三重県では、高温耐性水稲品種である「三重23号」のうち、一定基準を満たしたものを「結びの神」というブランド名で販売しているとのことです。また、「三重23号」の課題として、食味をはじめとする品質のばらつきがあることを学ぶと共に、優良生産者の特徴について理解を深めました。
さらに、愛知県農業総合試験場山間研究所稲作研究室の吉田朋史主任研究員から「中部138号」の栽培特性及び栽培方法について御講演いただきました。愛知県の中山間地域で栽培されている「ミネアサヒ」は食味に優れる反面、いもち病をはじめとする病害抵抗性が弱いことが課題となっておりました。「中部138号」は、病害抵抗性以外は「ミネアサヒ」と同等の性質を持つことを学ぶと共に、「ミネアサヒ」のブランドを維持するために多肥栽培を行わず、食味向上に努めることについて理解を深めました。
総合質疑では、「三重23号」のブランド化の取組についての詳細や「ミネアサヒ」の栽培の課題について活発な意見交換が行われました。
研修終了後に行ったアンケートでは、「他県の取組について聞く機会が少ないので、参考になった」、「もっと県が開発した新品種、新技術を学ぶ場を設けて欲しい」との声が上がり、今後も新品種、技術を学ぶ場を設ける必要性を感じました。
【総合質疑の様子】
良食味米生産の取組
募集内容
1 日時
令和元年12月18日(水曜日) 午後1時30分から午後3時まで
(受付は午後1時から)
2 場所
愛知県立農業大学校 中央教育棟(3階) 大講義室
岡崎市美合町字並松1-2
3 対象
水稲生産者
4 定員
100名
5 内容
(1) 講演:三重県の良食味米生産について(仮題)
講師:三重県農業研究所 農産研究課
主幹研究員 山川 智大 氏
(2) 講演:「中部138号の品種特性及び栽培方法について
講師:愛知県農業総合試験場 山間農業研究所 稲作研究室
主任研究員 吉田 朋史 氏
(3) 総合質疑
6 参加費
無料
7 申込み方法
ご住所を管轄する農林水産事務所農業改良普及課にお申込みいただくか、往復はがきに下記の事項をご記入のうえ、愛知県立農業大学校までお申込みください。
*受講申込み者1名につき、往復はがき1枚でお申込みください。
*複数名で申込みする場合は、代表者の郵便番号・住所・氏名と、その他の全員の氏名をご記入ください。
*往信はがき(表面):下記9の申込先住所
返信はがき(裏面):(なにも書かないでください)
消えるインクは使用しないでください
*返信はがき(表面):お申込み者の郵便番号、住所、氏名
往信はがき(裏面):期日:12月18日、課題名:良食味米生産の取組、氏名(ふりがな)、郵便番号、住所、電話番号(平日の昼間に連絡がつく番号)
消えるインクは使用しないでください
郵便番号 444-0802 岡崎市美合町字並松1-2
愛知県立農業大学校 研修部 研修担当
9 申込期限
令和元年12月4日(水曜日)まで(必着)
10 研修案内ちらし
問合せ
愛知県立農業大学校 研修部
郵便番号444-0802
岡崎市美合町字並松1-2
電話: 0564-51-1034(研修部直通)
ファックス: 0564-51-4831
E-mail: noudai@pref.aichi.lg.jp