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令和元年度 県民公開講座 農福連携研修「基礎から学ぶ野菜栽培」【開催しました】

ページID:0261348 掲載日:2019年11月18日更新 印刷ページ表示

令和元年度県民公開講座 農福連携研修「基礎から学ぶ野菜栽培」【開催しました】

<研修を終えて>

 令和元年10月30日(水曜日) 午後1時~5時15分まで農業大学校 中央教育棟第1研修室において農福連携研修「基礎から学ぶ野菜栽培」の研修会を開催し、県内各地から福祉事業者、福祉関係者24名が参加しました。

  この研修は、障害者、就労施設等による農業参入事例が増えていますが、農業技術指導を行う福祉施設職員の農業に関する経験や知識が少ないことから、栽培技術の基礎を学ぶために開催しました。

 まず、研修部就農支援科の齋藤科長より、愛知県の農福連携の取組みと農業大学校の紹介がされました。

 続いて、講義「野菜栽培の基礎・病害虫防除・土壌改良の基礎」と題して、講師に元農業大学校職員で学生指導に務められ、現在は野菜栽培農家として活躍している加藤國雄氏をお招きしました。

 「野菜栽培の基礎」では、野菜の持つ光合成能力を最大限に活用するため、適切な株間、畝の方向が重要であること、また、定植時の注意点や初期生育の促進のためのコツ、収穫のポイントについて説明がありました。特にスイカ、露地メロンの収穫タイミングについて具体的な特徴を示して説明されました。

 「病害虫防除」では、病気の被害株の早期発見と除去、農薬の適正使用について説明されました。害虫発生には、雑草の影響が大きく、そのための除草のポイント、雑草の種子が付く前に刈り取ること、黒マルチの活用、草刈り機の刃の動かし方について具体的に説明されました。

 「土壌改良の基礎」では、植物の根を張らせることが大切であり、そのための方法として、深耕のやり方、有機物施用の重要性と堆肥の種類について説明されました。また、土壌病害対策として輪作の重要性、太陽熱消毒のやり方、排水対策、畝の天板を整えることのメリットなどが説明されました。 

最後に愛知県農業経営課杉原主任主査より、農福連携の相談窓口として「JA愛知中央会」の紹介と、県内外の取組などが紹介されました。

 参加者のアンケート結果から、「農作業の実体験で感じていたことが体系的に学べうれしかった。」「間違っていたことが理解され勉強になった。」「収穫のタイミングが良く理解できた」等の意見が聞かれ、現場に役立つ研修会となりました。

加藤講師農福連携研修

加藤國雄氏講義の様子                    齋藤科長あいさつ

 

問合せ

愛知県立農業大学校 研修部 就農支援科

電話: 0564-51-1034(研修部直通)

ファックス:0564-51-4831

E-mail: noudai@pref.aichi.lg.jp