本文
2019年度 生産高度化研修(果樹部門)モモ・ナシの急性枯死症状の原因と対策【終了しました】
研修を終えて
12月17日(火曜日)にモモ急性枯死症状、ナシさび色胴枯病についての研修会を実施し、県内各地から118名の参加がありました。
モモ急性枯死症状、ナシさび色胴枯病は平成28年に愛知県で初めて発生が確認されて以降、毎年発生が報告されています。研修会では、国立研究開発法人 農業・食品技術総合研究機構 果樹茶業研究部門 生産・流通研究領域 病害ユニット 上級研究員である藤川貴史氏を講師にお招きし、モモ急性枯死症状、ナシさび色胴枯病の発生生態と現状の対策について御講演いただきました。モモ急性枯死症状、ナシさび色胴枯病は、土壌に生息する細菌が原因であり、高温、排水不良の土壌で発生しやすいと示唆されていることを学びました。また、現在有効な農薬がなく、物理的防除が有効な対策であることについて理解を深めました。
次に、愛知県農業総合試験場企画普及部広域指導室の永井裕史主任専門員から愛知県内におけるモモ急性枯死症状、ナシさび色胴枯病の発生状況について御講演いただきました。
これまでに報告されたモモ急性枯死症状、ナシさび色胴枯病の発生事例について理解すると共に、発生場所の共通点として、川が近くにある、水田転換畑であるなど排水不良土壌であることについて理解を深めました。
総合質疑では、各地のモモ急性枯死症状、ナシさび色胴枯病の情報交換が活発に行われ、有意義な研修となりました。
【永井氏の講演の様子】
募集内容
1 日時
令和元年12月17日(火曜日)午後1時30分から午後4時10分まで
2 場所
愛知県立農業大学校 中央教育棟 3階 大講義室
3 内容
▽講演:モモの若木における急性枯死症状の発生生態と現状の対策
ナシのさび色胴枯病の発生生態と現状の対策
講師:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
果樹茶業研究部門 生産流通研究領域 病害ユニット 上級研究員 藤川貴史氏
▽講演:愛知県内におけるモモ急性枯死症及びナシさび色胴枯病の発生状況について
講師:愛知県農業総合試験場 企画普及部広域指導室 主任専門員 永井 裕史 氏
▽総合質疑
座長:愛知県農業総合試験場企画普及部広域指導室 主任専門員 森 敬子 氏
4 対象及び定員
果樹生産者(モモ・ナシ)等 150名
5 参加費
無料
6 申込み方法
御住所を管轄する愛知県農林水産事務所農業改良普及課にお申込みいただくか、往復葉書に下記の事項を御記入の上、愛知県立農業大学校までお申込みください。
*往信はがき(裏面):課題名・氏名(ふりがな)・郵便番号・住所・電話番号(平日の昼間に連絡がつく番号)
*返信はがき(表面):返信先の郵便番号、住所、氏名
裏面は何も書かないでください。
電話、ファクシミリでの受付はしておりませんので、御理解ください。
7 往復葉書での申込先
郵便番号444-0802 岡崎市美合町字並松1-2
愛知県立農業大学校 研修部
8 申込期限
令和元年12月3日(火曜日)(必着)
9 共催
愛知県果樹振興会
10 研修案内ちらし
問合せ
愛知県立農業大学校 研修部
郵便番号444-0802
岡崎市美合町字並松1-2
電話: 0564-51-1034(研修部直通)
ファックス: 0564-51-4831
E-mail: noudai@pref.aichi.lg.jp