令和元年度 生産高度化研修（イチゴの生産安定技術）【終了しました】

研修を終えて

　7月5日（金曜日）に県内イチゴ生産者及び関係機関職員を対象にイチゴの安定生産に関する研修を愛知県いちご生産組合連合会と共催で開催し、県内各地から151名の参加者がありました。

　まず、愛知県農業総合試験場園芸研究部野菜研究室の松浦元樹主任からイチゴの新品種育成状況について講演がありました。新品種候補系統の品種特性及び現地試験結果について報告があり、課題、今後の展望について学びました。

　次に、トヨタネ株式会社　牧野勝則氏、佐藤産業株式会社　小川泰紀氏からハウスの台風対策について講演がありました。台風襲来前1日前までにハウスの状態について確認しておくこと、台風襲来直前には、天窓を閉め、換気扇を動かすなど被害を最小限にする必要があることを学びました。また、強風被害パターンと対策方法についても理解を深めました。

　さらに、ＪＡあいち経済連　杉浦正和氏からイチゴの市場情勢について講演がありました。愛知県での2019年作の出荷状況について説明がありました。また、他県の動向と愛知県の市場価格に与える影響について学びました。

　実施後のアンケートでは、9割以上の参加者が「大変参考になった」、「参考になった」と回答し、当分野に対する関心の高さがうかがえました。

[講演の様子]

募集内容

　愛知県農業総合試験場におけるイチゴ新品種の育成状況と環境制御技術の研究成果を学びます。

また近年、問題となっている大型台風による被害への対策を学びます。

1　日時

　　令和元年7月5日（金曜日）午後1時30分から午後4時まで

2　場所

　　愛知県立農業大学校　中央教育棟3階　大講義室

　　　岡崎市美合町字並松1-2

3　内容

　▽講演：イチゴ品種の育成状況

　　 講師：愛知県農業総合試験場園芸研究部野菜研究室　主任　松浦　元樹　氏

　▽講義：ハウスの台風対策について

　　 講師：トヨタネ株式会社　　　施設部部長代理　牧瀬　勝則　氏

　　　　　  佐藤産業株式会社　　企画課課長　　　 小川　泰紀　氏

　▽講義：イチゴの市場情勢について　　　

　　 講師：ＪＡあいち経済連園芸部青果販売課　杉浦　正和　氏

　▽総合質疑：愛知県農業総合試験場企画普及部広域指導室　専門員　加藤　美雪　氏

4　対象及び定員

　　イチゴ生産農家　150名

5　参加費

　　無料

6　申込み方法

(1)　愛知県いちご生産組合連合会会員の方

　　 愛知県いちご生産組合連合会事務局へお申込みください。

(2)　(1)以外の方

　   御住所を管轄する愛知県農林水産事務所農業改良普及課にお申込みいただくか、往復葉書に下記の事項を御記入の上、愛知県立農業大学校までお申込みください。

    ＊往信はがき（裏面）：課題名・氏名(ふりがな)・郵便番号・住所・電話番号(平日の昼間に連絡がつく番号)

    ＊返信はがき（表面）：返信先の郵便番号、住所、氏名

　裏面は何も書かないでください。

　電話、ファクシミリでの受付はしておりませんので、御理解ください。

7　往復葉書での申込先

　　郵便番号444－0802　　岡崎市美合町字並松1－2

　　　　愛知県立農業大学校 研修部 担い手支援科 担い手支援グループ

8　申込期限

　　令和元年6月30日(日曜日) (必着)　　

9　共催

　　愛知県いちご生産組合連合会