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一宮支所管内の地理的条件
地理的条件
尾張北西部は、海抜ゼロメートル地帯である海部地域の北側に位置する低平地であり、洪水時には自然に排水できない地域が多く、農地の湛水被害や市街地の浸水被害を未然に防止するため管内には55箇所の排水機場が設置され、強制排水することで地域の安心・安全な暮らしを守っています。
当事務所では、これらの排水機場の経年劣化による機能低下や都市化の進展による流出量の増加に対応するため、「たん水防除事業」等により計画的に更新整備を進めるとともに関連する排水路の整備を行っています。
一方、犬山市から南に連なる尾張東部丘陵地帯では、大規模な河川もなく、古くから「ため池」を築造し農業が営まれていました。昭和36年に完成した愛知用水により、この地域の農業は飛躍的に発展しましたが、愛知用水はため池だけでは不足する水を補うものであり、現在もため池は重要な農業用の水源となっており、適切な保全や災害に備えるため、ため池の整備を計画的に進めています。
問合せ
愛知県 尾張農林水産事務所 一宮支所
TEL:(0586)45-7121
E-mail: owari-nou-ichinomiya@pref.aichi.lg.jp