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尾張水道事務所の事業概要
水道用水供給事業(尾張地域)
木曽川とともに発展してきた尾張地域は豊かな地下水に恵まれ、生活用水の大部分をこの地下水で賄ってきました。しかしながら急速な都市化の進展にともない地下水の過剰揚水や乱掘等が災いして、地下水位の低下、水質の悪化を招いてきました。このため県では、木曽川総合用水事業を水源として昭和49年2月から尾張水道用水供給事業の給水を開始しましたが、昭和56年4月から事業統合にともない愛知県水道用水供給事業の尾張地域となりました。
工業用水道事業(尾張地域)
尾張地域は良質で豊富な地下水に恵まれ、古くから繊維産業を地場産業として発展してきました。しかしながら、戦後の経済発展にともない、地下水の使用量が大幅に増加したため年々地盤沈下が顕著になり、その地域が濃尾平野全体に拡大しました。そこで、昭和49年より地盤沈下防止対策として愛知県独自の条例を制定して、地下水の汲み上げ規制を実施しました。地下水揚水の約3分の2を占めていた工業用水については、木曽川総合用水事業を水源として、昭和52年から尾張工業用水道第一期事業に着手、昭和60年8月から給水を開始しました。
概要図
