「あいち山村振興ビジョン」の策定について

　三河山間地域は、若年層の流出や急速な少子・高齢化の進行など厳しい状況にあります。一方、災害の防止、水資源のかん養、自然環境の保全など、県全体を支える重要な役割を果たしております。

　また、新東名高速道路や三遠南信自動車道などのプロジェクトの進展や、農山村に対する関心の高まりなど、この地域に活性化の機会をもたらす時代の潮流も認められます。

　こうした動向を最大限に受け止め、地域の活力を再構築するには、これらの状況を踏まえた新しい方向性のもとで、これからの地域づくりを行っていく必要があります。

　そこで県では、三河山間地域の長期的・総合的な振興の指針を策定するため、外部有識者による検討委員会や地元住民との地域懇談会、県政世論調査、県政モニターアンケート、さらには県民意見提出制度（パブリックコメント制度)など、多方面からご意見をいただきながら、検討を進めてまいりました。

　このたび、これまでの検討を踏まえて「あいち山村振興ビジョン～緑が生きる豊かな山の暮らしの構築～」を策定しましたので、お知らせいたします。

　今後は、このビジョンに基づいて施策展開を図り、緑が生きる豊かな山の暮らしを構築してまいります。

　「新しい政策の指針」の個別計画として、三河山間地域の将来像を描き、その実現に向けた重点的な取組の方向性を明らかにするもの。

三河山間地域の6市町村（岡崎市（旧額田町の区域）、豊田市（旧藤岡町・旧小原村・旧足助町・旧下山村・旧旭町・旧稲武町の区域）、新城市、設楽町、東栄町、豊根村）を対象とする。