本文
宝くじ収益金の使い道
宝くじ収益金の使い道
皆様にご購入いただいた宝くじの売上金は、当せん金として当せん者の方に支払われるだけでなく、発売団体である各都道府県及び政令指定都市に収益金として納められています。本県においても宝くじの収益金は貴重な財源となっており、公共事業の他、芸術・文化の振興や災害対策など、様々な分野に役立てられています。
ここでは、宝くじ収益金の使い道についてご紹介します。
芸術文化振興: 愛知芸術文化センターの運営費
愛知芸術文化センターは、愛知県美術館、愛知県芸術劇場、愛知県文化情報センターからなる栄施設と、名城地区にある愛知県図書館を擁する全国的にも類を見ない大規模複合文化施設として1992年に全館開館しました。
愛知県芸術劇場では、本格的なオペラなどの上演にも最適な大ホール、国内最高水準のパイプオルガンを備え、音響の良さで定評のあるコンサートホール、先進的な演劇やダンスを始めジャンルにとらわれない自由な芸術空間である小ホールを活かした、多数の芸術文化公演を開催しています。
愛知県美術館につきましては、充実した所蔵品を活かしたコレクション展のほか、独自性の高い魅力的な企画展を開催しています。
宝くじの収益金は、こうした多様な芸術文化活動を担い発展させる拠点施設である同センターの芸術文化事業費や維持管理費のほか、美術展の開催費や図書資料の収集費など、センターの管理運営に要する様々な経費に役立てられています。
愛知県芸術劇場コンサートホール
災害対策: 防災ヘリコプター「わかしゃち」の運営費
防災ヘリコプター「わかしゃち」は、阪神・淡路大震災を契機として1996年から運航を開始しました。2017年には機体を更新し、山岳事故や水難事故からの捜索・救助活動や、工場や林野火災などに対する消火活動、傷病者の高度医療機関への救急搬送などを行っているほか、災害発生に備えて、日々訓練を行っています。
宝くじの収益金は、燃料費を始めとした防災ヘリコプターの運航費や点検・修繕費などに役立てられています。
わかしゃち
公共事業: 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)の維持管理費
愛・地球博記念公園(モリコロパーク)は、2005年に開催された愛・地球博(愛知万博)の理念と成果を引き継いでいくことを目的として、万博の長久手会場跡地に整備された公園です。2006年に第1期がオープンして以降、現在も順次整備を進めており、公園内には、野球場、フットサル場、テニスコート、アイススケート場、サイクリングコースなどの施設のほか、自然の地形を活かした遊具でめいっぱい遊べる「こどものひろば」や、四季折々の草花が楽しめる「お花畑」、広々とした芝生のうえでゴロンとくつろげる「大芝生広場」など、自然豊かな空間を楽しむことができます。
こうした施設、広場、遊具は、皆様に安全で快適にご利用いただけるよう、日々清掃、点検、補修をしており、宝くじの収益金は、このような維持管理費に役立てられています。
大芝生広場とお花畑