ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織からさがす > 東三河総局新城設楽振興事務所 > 【奥三河探訪】鳳来山東照宮の石垣修理

本文

【奥三河探訪】鳳来山東照宮の石垣修理

ページID:0140222 掲載日:2016年10月27日更新 印刷ページ表示
 新城設楽振興事務所では、「奥三河探訪」と題して、愛知県奥三河地域の伝統行事やイベント、四季の移ろいなどを紹介しています。
 今回は、鳳来山東照宮の石垣修理をご紹介します。
 鳳来山東照宮は、徳川家光の命により慶安元年(1651)に建立されました。
 石垣も建立から360年もの長い年月が経ち、石垣内部に土が入り込んだことから、石垣が膨らみ、倒壊の恐れが出てきました。そこで今回、膨らんだ石垣を解体し、たまった土を取り除く修理が6月下旬から10月下旬にかけて行われました。

修理された石垣

石垣修理部分

今回の修理は、東照宮の一の鳥居付近の石垣(黄色の円付近)が行なわれました。この部分の修理であっても全ての石を取り除いたそうです。

石垣改修

石垣の角の部分です。石垣の傾斜は70度くらいだそうです。

 修理の際に訪問した時は、すっかり土が取り除かれ、11段ある石垣の8段目まで積み直されていました。

ぐり石

石垣上部の様子です。石は鳳来寺山から切り出した岩を使用しています。

 

 割れた石でも再利用が可能なものは、接着剤で貼りつけて再び積み上げられました。

接着された石

接着剤で貼り付けた石(画面中央)。

新たな石

再利用できない石は新たな石と取り換えられます。

 後世、再び石垣が修理されるときに、今回の修理がわかるよう、石には一つ一つ番号が与えられます。

矢穴部分

番号を与えられた石は、元の位置に戻されます。三つの窪み(黄色の円のところ)は、矢を入れて石を割ったときの矢穴の跡です。

石垣の石

積まれるのを待つ石です。700キロ以上の石もあるそうです。

 修理を終えた石垣は、「鳳来寺山もみじ祭り」にお越しになる皆さんをお待ちしています。
 鳳来寺山もみじまつりは11月末まで開かれます。期間中いろいろな行事が開催されますが、11月23日の祝日には、表参道一帯で物産展を始め、太鼓の奉納、野点茶会など数多くのイベントが行なわれます。

色づき始めた紅葉

山頂の駐車場から東照宮に向かう道も少しづつ色づき始めました。

***************
これからの奥三河のイベントは「奥三河観光協議会」
奥三河探訪の過去記事は「奥三河探訪」