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フィールドマナーを守りましょう
バードウォッチングや昆虫採集などを通じて自然や野生生物に親しむことは、生物多様性を守る心を育む上でとても重要です。しかしながら、近年、一部の方の心無い行いにより、野生生物の生息・生育に悪影響を及ぼす事例が起きています。野生生物への影響を最小化し、人間と野生生物が末永く共存するとともに、自然の恩恵を受け続けることができるよう、フィールドワークの際はフィールドマナーを守るようお願いします。
バードウォッチングにおけるフィールドマナー
バードウォッチング(野鳥の写真撮影を含む)は、望遠鏡やフィールドスコープなどを用いて、野鳥にとってストレスの少ない遠くから行うのが原則です。過度に野鳥に近づくことはやめましょう。特に、繁殖している鳥の巣に近づくことは、親鳥による育雛放棄に繋がりますので、絶対に避けてください。
また、写真撮影のために野鳥の鳴き声の音声を流す行為は、その場所で他のペアが繁殖しているものと野鳥に誤認させ、他の場所へ移動する原因となり、生態系の攪乱に繋がりますので、行わないでください。
また、写真撮影のために野鳥の鳴き声の音声を流す行為は、その場所で他のペアが繁殖しているものと野鳥に誤認させ、他の場所へ移動する原因となり、生態系の攪乱に繋がりますので、行わないでください。
参考ページ(公益財団法人 日本野鳥の会ウェブサイト内)
昆虫採集におけるフィールドマナー
昆虫採集に行く際には、目的とする昆虫の捕獲が禁止されていないか、その場所が昆虫(あるいは昆虫を含む野生動物)の捕獲が禁止されている場所ではないか、事前に確認しましょう。特定の地域においてのみ捕獲が規制されている種(例:愛知県指定希少野生動植物種は、愛知県内での捕獲等が原則禁止)や、特定の種の捕獲のみが規制されている場所(例:愛知県自然環境保全地域の野生動植物保護地区)もありますので、よく確認してください。
採集は、現地の個体群の維持に悪影響を与えないよう、節度をもって、最小限の数に留めましょう。食草・植樹の採取も同様です。
裏返した石は元に戻すなど、昆虫を探す過程で自然に手を加えた場合は原状復帰に努めましょう。朽木を崩すなど、原状復帰ができない改変は、最小限に抑えましょう。
採集は、現地の個体群の維持に悪影響を与えないよう、節度をもって、最小限の数に留めましょう。食草・植樹の採取も同様です。
裏返した石は元に戻すなど、昆虫を探す過程で自然に手を加えた場合は原状復帰に努めましょう。朽木を崩すなど、原状復帰ができない改変は、最小限に抑えましょう。