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名古屋港におけるヒアリの確認について

ページID:20230620 掲載日:2023年6月23日更新 印刷ページ表示
 環境省中部地方環境事務所から、弥富市の名古屋港鍋田ふ頭で確認されたアリについて、専門家による同定の結果、要緊急対処特定外来生物ヒアリ(Solenopsis invicta)であることが確認されたとの連絡がありましたので、お知らせします。
 当該ヒアリは、環境省が毎年実施している定期的な全国港湾調査において2023年6月20日(火曜日)に確認されたものであり、働きアリ約300個体が確認されました。
 確認箇所周辺には、既に環境省中部地方環境事務所が殺虫餌を設置し、駆除しております。
 なお、本県でのヒアリの確認は、2017年6月30日の初確認以降、16例目となります。

1 経緯

6月20日(火曜日)
 環境省が実施する全国港湾調査の名古屋港鍋田ふ頭での調査において、調査事業者がコンテナヤード上で、ヒアリと疑わしいアリが粘着トラップに捕獲されていることを確認。
 環境省が専門家に同定を依頼。
6月21日(水曜日)
 環境省中部地方環境事務所、愛知県、弥富市及び名古屋港管理組合が調査を実施し、コンテナヤード上の地面と鉄板の隙間から出入りしているヒアリと疑わしいアリ約300個体を確認。確認箇所周辺に殺虫餌を設置。
 環境省から依頼を受けた専門家が、当該アリについてヒアリであることを確認。

2 今回確認されたヒアリについて

 コンテナヤードで確認されたヒアリは、合計で働きアリ約300個体です。

3 今後の対応

(1)環境省中部地方環境事務所は、ヒアリ確認地点及びその周辺において、殺虫餌による防除及び粘着トラップによる調査を引き続き実施することとしており、県と名古屋港管理組合はこれに協力していきます。
(2)また、愛知県と名古屋港管理組合は以下の対応を行っていきます。
・環境省中部地方環境事務所及び弥富市と連携を図り、ヒアリの侵入の水際での防除に万全を期していきます。
・愛知県ではWebページによりヒアリに係る注意喚起を行うとともに、県民の皆様からの問合せ窓口を設け、情報収集を行います。
・名古屋港管理組合は、名古屋港のコンテナターミナル等の調査を行うとともに、港湾関係者への注意喚起等を行います。

4 県民の皆様へ

 今回の事例は、名古屋港鍋田ふ頭でヒアリが確認されたのみで、県内広域にヒアリが拡散しているものではありません。また、コンテナターミナル内は一般の方は立ち入ることができません。侵入リスクの高い港湾区域等を除いては、アリを必要以上に恐れることはありません。
(1) ヒアリ発見時の注意点について
・ヒアリと疑われるような個体や巣を見つけた際は、刺激(アリを踏もうとしたり、巣を壊したり等)しないでください。ヒアリを刺激すると刺される場合があります。
ヒアリは強い毒を持つため、生きた個体を素手で触らないようにしてください。
(2) 刺されたときの対応について
・まずは安静(20~30分程度)にし、容体が急激に変化することがあれば、最寄りの病院を受診してください。
・受診の際は、「アリに刺されたこと」「アナフィラキシー(重度のアレルギー反応であること)の可能性があること」を伝えてください。
(3) ヒアリに関する相談について
・環境省ヒアリ相談ダイヤル又は県問合せ窓口に連絡してください。

<環境省ヒアリ相談ダイヤル>

 ヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリの特徴等一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイヤル」を御利用ください。
・受付曜日:土日祝を含む毎日(12/29~1/3は除く)
・受付日時:午前9時から午後5時
・ヒアリ相談ダイヤル 0570-046-110(IP電話の場合 06-7634-7300)
 また、チャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等も行っています。以下のURLから、24時間、365日御利用いただけます。
「アリーのヒアリ相談チャットボット」

<愛知県問合せ窓口>

愛知県環境局環境政策部自然環境課野生生物・鳥獣グループ
電話番号 052-954-6230(ダイヤルイン) 平日:午前8時45分から午後5時30分まで
       052-961-2111(代表)   土曜日・日曜日及び祝日
FAX    052-963-3526
E-mail  shizen@pref.aichi.lg.jp

【写真】今回発見されたヒアリ

今回確認されたヒアリ
提供 環境省

【地図】今回ヒアリが発見された場所

地図

【参考】本県でのこれまでのヒアリの確認状況

2017年度
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2023年度