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自然とふれあうときの注意事項

ページID:0369878 掲載日:2022年3月25日更新 印刷ページ表示

 森や川、海などの自然の中に入って、体を動かしたり、生き物とふれあうことはとても楽しい体験です。マナーやルールを守って、安全で自然にもやさしい行動を心がけましょう。

 

なるべく肌を出さない服装で!

 野外には、カや毛虫などの虫、かぶれる草木などがたくさんあります。長そで、長ズボンで、肌をあまり出さない服装が基本です。歩きやすい靴をはいて、帽子をかぶるようにしましょう。

 黒っぽい服装はハチに攻撃されやすいので、避けてください。

 

自然の中でのマナーを守ろう!

・むやみに動植物を採らないようにしてください。

・むやみに山林内に立ち入らないでください。道迷いやけがのもとになります。

・野生動物に餌を与えないでください。

・ごみは持ち帰るようにしてください。

・天候の悪化に気をつけ、悪天候の時は山や川、海などに行かないようにしてください。

 

活動を終えたら

 森や川などで楽しい時間を過ごした後も、注意が必要です。

 まずは服や靴を点検して、虫や植物の種などを取り除きましょう。靴底にも種がついているので、家に帰る前にできるだけ泥を落としておきましょう。

 また、生き物にさわったときは必ず手を洗いましょう。放っておくと、感染症やかぶれの原因になることもあります。

 

危険な生き物に注意

 自然の中には、人間にとって危険な生き物もいます。このような生き物についてよく理解し、ルールを守ればほとんどの危険を避けることができます。

 偶然、危険な動物と出会ってしまった場合は、落ち着いてゆっくりとはなれるようにしてください。動物の方から近づいてきて襲われるようなことはほとんどありません。また、虫や草木で毒を持つものはたくさんあります。知らない生き物はむやみにさわらないようにしましょう。

○ツキノワグマ

 ツキノワグマは人の気配があれば逃げてしまうことが多いですが、出会い頭に突然出くわした場合などには、人を襲うこともあります。鈴やラジオを鳴らす、会話をするなどして、ツキノワグマにこちらの存在を伝え、突然の出会いを避けましょう。

 万が一、ツキノワグマを見かけたら、まず落ち着いて立ち止まること。

 写真を撮る、石を投げる、大声で叫ぶといった動きは避けましょう。ツキノワグマが立ち去るのを待つか、距離が離れていれば動きを観察しながら少しずつ後退しましょう。後退する場合は、目を見ながら静かに語りかけるのも有効です。

○スズメバチ

 ハチの巣にはできるだけ近づかないようにしてください。知らずに巣に近づいてしまった時などは、働きバチが人の周りを飛んで警告してきます。体を低くして、すぐに巣から遠ざかるようにしてください。

 また、ハチは黒いものを攻撃してくる習性があります。野外では黒っぽい服装はさけるようにしましょう。

○ヤマビル

 三河山間部では、ヤマビルの被害が報告されています。

 ヤマビルは湿気の多い落ち葉の下などを好み、梅雨時から9月ぐらいまでは特に活動が活発になります。吸血されても痛みはほとんどありませんが、長い間、出血が続きます。毒は無いので、吸血しているヤマビルに気がついたら落ち着いて取り除いてください。火を近づける、塩をかけるなどすると取りやすいようです。

○マダニ

 マダニは身近な草むらにもいますが、特にシカやイノシシなどがいる環境に多く生息しています。皮膚にとりついたマダニは、数日間かけて血を吸い続けます。このとき無理にダニを取り除くと、口器が皮膚の中に残り、化膿することがあります。また、マダニは様々な感染症を媒介しており、中にはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)や日本紅斑熱など命に関わるような感染症も知られています。

 肌の露出を避けるようにして、服にマダニがついていないかよく確認するようにしましょう。

○エキノコックス

 エキノコックスとは、もともと北海道のキタキツネにいる寄生虫の名前ですが、最近では知多半島からも野犬の感染例が報告されています。

 エキノコックスは、感染したキツネや野犬の糞便により汚染された食物・水などを、人が偶発的に飲み込むことにより感染します。野外から帰ったときには手をよく洗う、沢などの生水を飲まない、山菜などは良く洗って食べるなどの予防を心がけましょう。

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