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総合看護専門学校 令和6年度 卒業証書授与式

ページID:0380092 掲載日:2025年3月24日更新 印刷ページ表示

 

愛知県立総合看護専門学校 令和6年度 卒業証書授与式

令和7年3月5日に、令和6年度第一看護科第52回生の卒業証書授与式を挙行いたしました。ご家族や来賓の方々をお招きし、在校生も参加し、厳かにそして華やかに行われました。

 

卒業生115名、一人一人の名前を呼んだあと、学校長からクラスの代表者へ卒業証書を授与しました。

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来賓の方々からは、ご祝辞をいただきました。

 

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在校生代表が、卒業生に向け、在校生のことばを読み上げました。

<在校生のことば>

 冬の寒さも和らぎ始め、陽射しやそよ風から春の気配を感じられる季節となりました。この良き日に、晴れてこの愛知県立総合看護専門学校の卒業を迎えられる三年生の皆様、ご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。

 今、卒業生の皆様の心の中では県総看で過ごしてきた日々やかけがえのない思い出が懐かしく思い出されていることでしょう。三年前の春に同じ志の仲間に出会い、時には思い悩むことのあった授業や実習、課題に向き合いながら、共に支え合い励まし合ってきた仲間との絆はとても深いものとなったことと存じます。

 学年交流会では、クラスで団結して全力で楽しむ姿が見受けられ、先輩方の溢れる笑顔やクラス全員で組む円陣がとても印象的でした。まだ学校に入りたてで緊張していた私達にも声をかけてくださり、一緒に楽しめたのを覚えています。

 座談会では、三年生の先輩方から患者さんとの関わり方や技術練習の大切さ、幅広い知識の必要性を、ご自身の実習を振り返りながら細かに助言くださいました。お話を伺う中で、先輩方がどれほど真剣に学習に取り組まれていたのかが伝わってきました。先輩方の看護に真摯に向き合い、努力される姿勢を見習い、私たちも活かせるよう日々知識や技術の習得に勤しんでいます。

 私達二年生は、1月から臨地実習がはじまりました。これまで学んできた知識や技術を駆使し、患者さん一人ひとりに寄り添った適切な看護を考え、実施することがいかに難しいことであるかを痛感しています。そのような中で実習を通じて多くの経験を積み、困難を乗り越えてきた先輩方の姿はとても輝かしく、憧れそのものです。これからも先輩方の背中を追いかけ、全力で実習に取り組んでいきます。

 私たちが実習や試験で思い悩んだ時、学校内外で何気なく声をかけてくださる優しさに、よい先輩に恵まれたと感じたことが度々ありました。ご卒業されることはとても寂しいですが、先輩方が示してくださった姿勢や言葉は私たちの励みとなっています。今後も先輩方の言葉を思い出し、看護師になるための力に変えていきます。

 これからの看護の道には困難も待ち受けていることでしょう。しかし、先輩方が今まで培ってきた知識と技術、患者に寄り添おうとする姿勢、そして一緒に学んできた仲間たちとの絆は必ず力強い支えとなるはずです。県総看で過ごした三年間を忘れず、先輩方らしく自信を持って選んだ道を歩んでいって下さい。

 最後になりますが、本日ご卒業される皆様の門出を祝し、さらなるご活躍を心よりお祈り致しまして、在校生一同のお祝いの言葉とさせていただきます。

                        令和七年三月五日

                     在校生代表

卒業生代表が、​卒業生のことばを読み上げました。

<卒業生のことば>

 柔らかな日差しと、暖かな風が吹き、春の訪れを感じはじめた、この良き日に、私たち第五十二回生、一一五名は卒業の日を迎えることができました。ご来賓の皆様をはじめ、教職員の方々にはお忙しい中ご臨席いただき、卒業生一同感謝申し上げます。また、大勢のご家族や在校生に囲まれ、このように盛大な式典を催していただけたこと、とても嬉しく思います。

 さて、私たちが入学した三年前の春は、まだ新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、徐々に行動制限が緩和され始めた時期であり、「授業や臨地実習がどのように行われるのだろうか」と、期待と不安を感じていたことを覚えています。また、私は社会人経験を経て入学したこともあり、「現役生や数少ない社会人の同級生と、うまく関係性を築くことができるのだろうか」という不安もありました。同じように、ここにいる一人ひとりが、それぞれの思いを胸に、看護学生として歩みだしたことと思います。

 在学中は、医療に関する授業や演習、「継灯式」や「看護を考える日」などの行事を通して、どのような看護師になりたいか考える機会が度々ありました。臨地実習では、実際に看護職として働いている方々の姿を見ることで、専門職業人のイメージが具体的なものとなり、自己の看護観もより一層深まりました。これからも多くの経験を通して自己の看護観を深めていくと思いますが、学生の今だからこそ感じることができるこの思いは、今後も大切にしていきたいと思います。

 話は変わりますが、本校の授業や演習、臨地実習の多くはグループで行われます。私は、以前、医療職として働いていた経験があり、入学当初のグループワークでは、メンバーに頼られる場面が多く、時にプレッシャーを感じることもありました。しかし、月日が経つにつれ、同級生が医療に関する知識を習得し、根拠をもって自分の意見を述べている姿や、クラスのチームビルディングを通して自己の課題に取り組み、成長していく姿に、尊敬の念と「自分も負けてはいられない」という思いを抱くようになりました。また、自分とは異なる視点や価値観に面白さを感じたり、私自身も助けられることが多くありました。

 二年生の一月からは、本格的に領域実習が始まり、三年生の一二月まで続きました。日々の学習や実習記録の大変さは、事前に想定できましたが、二、三週間ごとに実習施設やグループメンバーが変わる度、新しい環境に適応することの負担が、思っていたよりも大きく、心が折れそうになることもありました。しかし、共に頑張る同級生や常に寄り添い見守ってくださった先生方、丁寧にご指導してくださった看護師の方々のおかげで困難を乗り越えることができました。また、ご自身が一番つらいにも関わらず、未熟な私たちを受け入れ、優しく励ましてくださった患者さん、利用者さんの存在があったからこそ、今日まで頑張ることができたのだと思います。そして、心に余裕がなくなっていた私たちに、精神面や生活面において、いつも支えてくれた家族はとても大きな存在でした。改めて、今日この場にいらっしゃる皆様をはじめ、学校生活の中で関わった全ての方々に、心から感謝申し上げます。

 私たちは四月からそれぞれの道を歩み始めます。看護の道を極める人もいれば、ここで学んだ知識や技術を生かして、多岐にわたり、様々な道に挑む人もいることでしょう。この三年間、共に過ごした思い出や、共に苦難を乗り越えた経験は、他には代えられない財産であり、今後の私たち一人ひとりの人生において、大きな支えになることと思います。

 これまで支えてくださった方々への感謝の気持ちと初心を忘れることなく、新たな場所で成長し続けられるよう、歩んでいきたいと思います。

 最後になりましたが、皆様のご健康と愛知県立総合看護専門学校の発展を祈念し、卒業生代表の言葉とさせていただきます。

令和七年三月五日

 令和六年度 卒業生代表

 

第52回生が、本校で学んだ3年間の看護の知識と技術、看護の心を胸にそれぞれの新たな一歩を踏み出しました。それぞれの道で、活躍されることをお祈りしております。

 

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