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総合看護専門学校 看護の専門分野(領域)紹介-小児看護学
看護の専門分野(領域)紹介
小児看護学
小児看護の対象である子どもは、生命の誕生に始まり大人に移行するまでの期間にいます。小児期は、成長・発達が著しく人間形成の大切な時期にあるため、成長・発達段階に応じた看護が求められます。また、未熟で養護を必要としますが、子どもなりの力をもっており、一人の人間として尊重される存在です。
臨床現場では、治療や処置が大人の主導で進められていくことがあります。やんちゃ盛りの幼稚園児と思春期の子どもとでは、自らの状況を理解する力に差があり、不安の表出の仕方も異なることが予測されます。どんな子どもにも理解できる言葉や方法で説明を受ける権利があります。子どもにとって入院という経験が、少しでも意味づけできるよう、授業や演習で子どもとの直接的な関わりを想定しながら得られる気づきや喜びを大切に学び、臨地実習につなげています。
モデル人形を使用し、子どもの成長・発達段階に応じた援助を練習しています。
学生同士で話し合いを重ね、子どもにとってより良い看護を考えて実習に臨みます。