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【知事会見】NECと共同で「RPA導入による行政事務の効率化の実証実験」を実施します

ページID:0335581 掲載日:2018年11月27日更新 印刷ページ表示
 昨今、様々な職場で「働き方改革」の取組が進められています。その取組の一つとして、パソコン上の定型業務を自動処理するプログラムであるRPA(Robotic Process Automation)は、その汎用性の高さから急速に普及が進んでいます。
 一方で、RPAの導入に当たっては、導入の効果、導入に適した業務の選定方法、業務フローの見直し手法等、検討すべき様々な課題があります。
 そこで、愛知県では、こうした課題の解決を図り、行政事務の効率化につなげるため、新たに民間事業者と共同で実証実験を実施することとし、公募の結果、下記のとおり、日本電気株式会社(NEC)と契約を締結します。

1 事業名

 RPA導入による行政事務の効率化の実証実験

2 契約締結日

 平成30年11月27日火曜日

3 契約期間

 平成30年11月27日火曜日から平成31年3月29日金曜日まで

4 民間事業者

 日本電気株式会社
  所 在 地  東京都港区芝五丁目7番1号
  代表取締役 執行役員社長 兼 CEO 新野 隆

5 実証実験の内容

 下表の業務を対象とする実験を通じて、RPAの導入効果を検証するとともに、導入に適した業務の選定方法、業務フローの見直し手法等を検討していきます。
実証実験の内容
  業務名 分野 実験内容
1 財務システムでの支払い事務・予算の執行管理 経理 請求書をOCR(文字認識ソフト)で読み取り、財務システムで支出金調書を自動作成する。作成後、予算差引簿(エクセル)に自動入力する。
2 所属メールの担当への振り分け 庶務 メールの件名に応じて、添付ファイル及びPDF化したメール本文を各担当のフォルダに自動で格納する。
3 人件費執行簿の管理 予算 毎月、人事管理システムから出力した帳票を自動でエクセルシートに集計する。
4 時間外勤務実績の集計 人事 毎月、総務事務システムから出力した帳票を自動でエクセルシートに集計する。

 

6 役割分担

役割分担
愛知県 NEC

・実証フィールド(データ、資料等)の提供

・実証(RPAによる業務処理)

・業務フローの検証、見直し提案

・環境構築、シナリオ構築、効果検証

・マニュアル、報告書作成 等

 

7 実証実験で使用するRPAソリューションの紹介

(1)RPAソリューション「NEC Software Robot Solution」(NEC製)

 本実証実験で利用する「NEC Software Robot Solution」は、プログラミング未経験の方でも簡単に操作できるRPAソリューションです。
 高度な画像認識機能によって画面上に表示された画像や値を識別し、これまで人手で行っていたあらゆる業務のマウスやキーボード操作を代行(自動化)します。プログラミングを必要とせず、簡易にシナリオを作成することが可能です。
高度な画像認識機能によって画面上に表示された画像や値を識別し、これまで人手で行っていたあらゆる業務のマウスやキーボード操作を代行(自動化)します。

(2)OCR「自治体向けAI手書き文字認識サービス」(京都電子計算株式会社製)

 対象業務の1つである「財務システムでの支払い事務・予算の執行管理」では、AI技術を活用したAI-OCRサービスを採用します。京都電子計算株式会社の提供する本サービスは、地方公共団体情報システム機構の許認可を取得したLGWAN-ASPサービスであり、ASPサービスでありながら高精度の認識率とセキュリティを担保しています。

(3)本実証実験の特徴

 今回の実証実験では、セキュリティ強靭化によりネットワーク分離された環境下のもと、ネットワークを跨いだRPA活用や電子メールの自動振り分け等、先進事例の創出と実現上の課題を発見することを目的としています。今後、別業務への展開をスムーズに実施し、業務効率化に繋げてまいります。
今回の実証実験では、セキュリティ強靭化によりネットワーク分離された環境下のもと、ネットワークを跨いだRPA活用や電子メールの自動振り分け等、先進事例の創出と実現上の課題を発見することを目的としています。

(4)RPAソリューションに関する問い合わせ先

日本電気株式会社 公共ソリューション事業部
 電話番号:03-3798-1443
 メール  :sw@fcs.jp.nec.com