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松本里美さん その1

ページID:0232919 掲載日:2019年4月1日更新 印刷ページ表示

その1 外国人支援に目覚めたきっかけ

~外国人支援に目覚めたきっかけを教えて頂きますか?~

 12年ほど前、国際交流協会で国際理解のボランティアを募集していたので、応募したのがきっかけです。ロシアやアジアの国々から来日された外国人の方のためにホームステイを受け入れるようになりました。

国際交流のボランティアをしていくなかでフェアトレードの存在を知りました。小児労働、南北問題に目を向けざるを得なくなり、国際理解・協力という「陽・JOY」の裏にある「陰・影」の部分が心に強く引っかかるようになりました。

ボランティアは、楽しい部分での交流だけでよいのだろうか、もっと責任のあるボランティアがしたいと思うようになりました。

~「陰・影」の部分を具体的な活動として拾い上げたいと思うようになったんですね~

「まちかどの泉」という組織体を結成し、国際交流の隙間を埋めるボランティアを始めるようになりました。チャリティとして、ピアニストのコンサートを主催しました。チケットの売り上げは、古いピアノを海外の子ども達に寄付する活動資金にしました。ピアノは、パレスチナ、南アフリカ、モンゴルなどの国々に送りました。ピアノを寄付した先の国の子ども達との交流も、もてました。活動を展開する中で、地域の外国人住民との交流も始まり、様々な相談事や情報を求められるようになりました。

フェアトレードの次に「ワンディシェフ」という犬山市のまちづくりシステムに出会い、コミュニティレストランの運営に乗り出し、城下町の様々なまちづくり活動に参加するようになりました。「Chantyはなれ」で1日だけ800円ランチカフェのオーナーになり、メニューから材料調達、調理、接客、会計も自分たちでこなすというものです。料理自慢の外国人が得意な料理を作ったり、接客したりする中で、就労のモチベーションがあがり、いつか店を持ちたいというような夢に発展する外国人もみられるようになりました。独居老人や小さい子どものいるお母さんへの弁当宅配もやっています。フェアトレード品の展示、販売もしています。