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令和3年度愛知県外国人県民アンケート調査の結果について
愛知県には、全国で2番目に多い約27万人の外国人の方が暮らしています。本県では、現在、「あいち多文化共生推進プラン2022」に基づき、多文化共生社会の形成による豊かで活力ある地域づくりを推進しているところですが、この度、次期プラン策定の基礎資料とするため、外国人県民の生活の実態や課題等を把握することを目的に、「令和3年度愛知県外国人県民アンケート調査」を実施しましたので、その結果をお知らせします。
1 調査概要
(1)調査対象
愛知県内で外国人県民の多い上位16市※に居住する満18歳以上の外国人県民を無作為に8,000名抽出
※名古屋市、豊橋市、豊田市、岡崎市、西尾市、小牧市、春日井市、一宮市、豊川市、安城市、刈谷市、知立市、瀬戸市、半田市、碧南市、高浜市
※名古屋市、豊橋市、豊田市、岡崎市、西尾市、小牧市、春日井市、一宮市、豊川市、安城市、刈谷市、知立市、瀬戸市、半田市、碧南市、高浜市
(2)調査方法
郵送調査及びWEB調査
(3)調査期間
2021年11月5日から2021年11月29日まで
(4)調査票で使用した言語
英語、ポルトガル語、中国語、フィリピン語、ベトナム語、スペイン語、インドネシア語、ネパール語、日本語(ふりがな付き)
(5)回答者数
2,172人【回収率27.2%】
※転居等で調査票が届かなかった372名を除いて算出した実質回収率は28.5%。
※転居等で調査票が届かなかった372名を除いて算出した実質回収率は28.5%。


(6)主な調査項目
ア 回答者の属性
イ 日本語能力などについて
ウ 仕事について
エ 住居について
オ 子どもについて
カ 地震などの災害について
キ 地域や日本人との関わりについて
ク 車について
ケ 行政サービスについて
コ 新型コロナウイルス感染症について
イ 日本語能力などについて
ウ 仕事について
エ 住居について
オ 子どもについて
カ 地震などの災害について
キ 地域や日本人との関わりについて
ク 車について
ケ 行政サービスについて
コ 新型コロナウイルス感染症について
2 主な調査結果
(1)回答者の属性
・ 滞日年数については、「1年~4年」が25.1%と最も高く、次いで「10年~19年」が22.0%、「5年~9年」が17.4%となっています。

・ 滞日予定については、「ずっと日本に住み続ける予定である」が57.7%と、全体の半数以上となっています。
(2)日本語能力などについて
・ 「1 聞くこと」「2 話すこと」「3 読むこと」「4 書くこと」を比較して見ると、「1 聞くこと」→「2 話すこと」→「3 読むこと」→「4 書くこと」の順に「できる」の割合が低くなっており、逆に「できない」の割合が高くなっています。

・ 日本語で困る場面については、「病気になったとき」が32.0%、「市役所や区役所の窓口で」が23.8%、「郵便局・銀行の窓口で」が23.0%となっています。一方で、「困ったことはない」も32.4%となっています。
(3)仕事について
・ 仕事については、77.5%が現在働いていると回答しており、仕事の見つけ方については、「友達に教えてもらった」が24.6%と最も高く、次いで「派遣会社を通じて見つけた」が19.1%、「新聞や雑誌、求人情報誌、求人情報サイトを通じて見つけた」が14.4%となっています。
・ 仕事に関して困っていることについては、「給料が安いこと」が25.4%、「日本語でコミュニケーションがとれないこと」が19.4%となっています。一方で、「特にない」も42.7%となっています。
・ 仕事に関して困っていることについては、「給料が安いこと」が25.4%、「日本語でコミュニケーションがとれないこと」が19.4%となっています。一方で、「特にない」も42.7%となっています。
(4)住居について
・ 現在の住居形態については、「民間の賃貸住宅」が33.2%と最も高く、次いで「持ち家(一戸建て)」が21.4%、「公営の賃貸住宅(県営住宅、市営住宅など)」が13.8%となっています。
(5)子どもについて
・ 18歳以下の子どもの有無については、「日本にいる」が34.3%となっています。
・ 子どもと会話するときに使う言語については、「いつも日本語を使う」が28.6%、「どちらかといえば日本語を使う」が19.2%、合わせて47.8%となっています。一方で、「いつも日本語以外の言語を使う」が24.9%、「どちらかといえば日本語以外の言語を使う」が24.3%、合わせて49.2%となっています。
・ 子育てに関して困った経験については、「教育にかかるお金が高いこと」が27.2%、「保育所や学校からのお知らせや書類を理解できないこと」が12.3%、「進学するために何をしたらいいかわからないこと」が11.9%となっています。一方で、「困っていること、困ったことはない」も36.9%となっています。
・ 子どもと会話するときに使う言語については、「いつも日本語を使う」が28.6%、「どちらかといえば日本語を使う」が19.2%、合わせて47.8%となっています。一方で、「いつも日本語以外の言語を使う」が24.9%、「どちらかといえば日本語以外の言語を使う」が24.3%、合わせて49.2%となっています。
・ 子育てに関して困った経験については、「教育にかかるお金が高いこと」が27.2%、「保育所や学校からのお知らせや書類を理解できないこと」が12.3%、「進学するために何をしたらいいかわからないこと」が11.9%となっています。一方で、「困っていること、困ったことはない」も36.9%となっています。
(6)地震などの災害について
・ この地域に大きな地震が発生する可能性については、「知っている」が72.7%で、「知らない」の26.1%を大きく上回っています。
・ 災害に備えて普段から準備していることについては、「重いものを上のほうに置かないようにしている」が38.0%、「避難所を確認している」が35.9%となっています。一方で、「準備していることはない」も25.9%となっています。
・ 防災訓練の参加経験については、45.7%が参加したことがあると回答しているのに対し、51.8%が参加したことがないと答えています。その理由としては、「訓練がいつどこであるのか知らないから」が70.0%、「時間がないから」が26.4%となっています。
・ 災害に備えて普段から準備していることについては、「重いものを上のほうに置かないようにしている」が38.0%、「避難所を確認している」が35.9%となっています。一方で、「準備していることはない」も25.9%となっています。
・ 防災訓練の参加経験については、45.7%が参加したことがあると回答しているのに対し、51.8%が参加したことがないと答えています。その理由としては、「訓練がいつどこであるのか知らないから」が70.0%、「時間がないから」が26.4%となっています。
(7)地域や日本人との関わりについて
・ 地域活動への参加状況については、「ふだんから積極的に参加している」が12.0%、「ときどき参加している」が21.1%、合わせて33.1%となっています。
・ 日本人との交流希望については、75.5%の方が日本人と仲良く「なりたい」と回答しています。
・ 日本人との交流希望については、75.5%の方が日本人と仲良く「なりたい」と回答しています。

(8)車について
・ 車の所有状況については、「持っている」が48.6%、「持っていない」が50.1%となっています。
(9)行政サービスについて
・ 行政への要望については、「役所などでの、多言語による相談や情報提供」が24.4%と最も高く、次いで「病院での通訳など、医療・保健に関しての外国人への対応」が22.2%、「役所などで、外国人が何でも相談できる窓口をつくる」が21.6%、「日本語の学習を支援する」が17.6%と高くなっています。
(10)新型コロナウイルス感染症について
・ 新型コロナウイルス感染症の影響で困っていることについては、「収入の減少など、金銭的な問題に関すること」が40.2%、「いつ収まるか見通しが立たないこと」が39.7%、「母国に帰れないこと」が28.3%となっています。一方で、「特にない」も23.7%となっています。
・ 新型コロナウイルス感染症に関する行政への要望については、「感染予防や注意事項など、多言語による情報提供」が35.2%と最も高く、次いで「多言語で相談や受診ができる医療機関の情報提供」が32.5%、「医療機関での通訳サービスの提供」が31.7%と高くなっています。
・ 新型コロナウイルス感染症に関する行政への要望については、「感染予防や注意事項など、多言語による情報提供」が35.2%と最も高く、次いで「多言語で相談や受診ができる医療機関の情報提供」が32.5%、「医療機関での通訳サービスの提供」が31.7%と高くなっています。
3 令和3年度愛知県外国人県民アンケート調査結果報告書
●愛知県外国人県民アンケート調査報告書
●愛知県外国人県民アンケート調査報告書【概要版】